薬の法律が変わりました。
改正薬事法が本日6月1日からいよいよ施行です。
テレビや新聞などでも伝えられているように、一般医薬品の販売制度が大きく変わりました。
ポイントは3つ
1、医薬品が
副作用リスクに応じて3つに分類された事。(第1類~第3類)
2、新しい薬の販売資格である
登録販売士さんが誕生した事。
3、医薬品の
ネット販売が規制強化されたこと。
実はあまり語られていないのですが、薬業界の
裏話です。
世界に冠たる国民皆保険制度ですが、これは社会構造の変化から、おいおい立ち行かなくなってくると言われています。
当然医療費は抑制傾向は続きます。(財源が無いのです)
そうなってくると段階的に病院での窓口負担(今は3割負担)が増えてくるでしょうし、将来的には病院の薬は全額自己負担?なんて事が、業界ではまことしやかに語られています。
そして今、医療用医薬品がどんどん市販化解禁(第1類医薬品)されています。病院でしかもらえなかった薬が、薬局で買えるようになっているということです。(もちろん保険は利きません)
病院にかかると医療費が増え税金負担が増えるので、薬局で自己負担で買いなさいというのが厚生労働省の本音だと思います。
そのために部分的に規制緩和して、そのときのための受け皿となる薬の販売資格者を設置したものと思います。
実はこの話は、
薬業界では何年も前から分かっていた事です。
今回の裏話は将来的にはどうなるかは未知数ですが、当たらぬよう祈りたいですね。
そしてもう一つ。
今、地球温暖化や石油燃料の枯渇の危惧からクリーンエネルギーや自然エネルギーへの関心が高まっていますね。
ついこの間のバブル期までには考えられなかった事です。
このような
パラダイムシフトが医療の場でも起きてくると思います。
医療費は限りある財源です。皆で大事に使いましょう。だとか、治療ではなく予防に専念しましょう。などです。
これはこれで歓迎すべき事ですね。