自然治癒を待つ

影山敏崇

2009年07月31日 13:09

お昼休みに皇帝ダリアを観察していたら


右腕にズキッー  と来るではありませんか。。。


今年もアイツにやられてしまいました。




これから草木を荒らしまくる電気虫の登場です。食事中だったようで、もぐもぐ葉っぱを食べていました。




毒牙に触れたようで、腕が赤くなってきました、、、ピリピリするし。。。





小さな虫が持つ極微量の物質によって、生体防御システムのスイッチが入ったようです。



微量な物質でも体に有害であれば毒になり、有益が勝れば薬になりますね。



有益か有害かの線引きは非常に難しく、薬が毒になったり、毒が薬になったりすることもあります。


実際に漢方薬でも毒を用いる事があります。


「匙加減が難しい」という言葉が昔からありますが、これはトリカブト(漢方ではブシと呼ぶ)の加減の難しさのことを指しています。少なければ効かないし、多すぎれば大変な事になりますね。いよいよ加減が分からなくなり、最後は「匙をなげられる」となってしまいます。



それはさておき、今回は自然治癒に任せてみようと思います。


患部から入った毒素に対抗するために、あらゆる生体内物質が体中から集合してきます。慢性病も同じですが、体は病変に対して治癒に向かうための一定のベクトルをもっています。



ステロイドを塗りたい欲求をおさえ、今回は身近な自然治癒が観察できそうです。



*皆さんには病院に行くか薬を塗るなどの処置をする事をおすすめします。








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