【皮膚病改善】高齢者の慢性皮膚湿疹が漢方薬で改善

影山敏崇

2018年06月02日 12:09

皮膚病治療の漢方体験談を頂きました。


60代男性のこの方は、数年前より胴回りを中心に湿疹が出始めて、激しい痒みで眠れなくなり困っていました。


近医でステロイド外用薬と、抗アレルギー薬の内服薬を数年間にわたり使用していましたが、夏になると症状は悪化していくとのことです。


温泉にも行けず、お孫さんとのふれあいにも躊躇してしまう様子で、暑いのに半袖にもなれず何とかならないかと漢方相談になりました。






初回時は写真の様に激しい湿疹の様子が見られます。病院の薬と併用する形で漢方薬の服用開始しました。








約2か月後には痒みがだいぶ落ち着き、夜に眠れることが嬉しいとの事。病院の薬と漢方薬継続中。







6か月後には、丘疹がなくなり、皮膚もなめらか。色素沈着が減り、ステロイド外用薬も必要なくなりました。保湿剤のみ継続、漢方薬は廃止としました。



中高年以降、特に高齢者には、原因不明のこのような皮膚炎が非常に多く、影山薬局でも多くの方が治療中です。
60歳を越える頃になると身体の事情が個々に異なり、持病や病歴、薬歴なども多様です。ですから、体質やお体の状態を細かく把握したうえで、オーダーメイドの漢方処方が大切だと考えています。


漢方の視点では、皮膚病おいては、体質を改善して再発を出来るだけ予防するという視点と、今現在、困っている皮膚の自覚症状を対症療法的に改善を目指すことも重要視します。


お気軽にご相談ください。






今日もご愛読ありがとうございました(^_^.)

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