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富士市で
不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
今日は、不妊症漢方薬の粉の薬が出来るまでのお話です。
粉薬は平気な方は平気で、苦手な方は苦手と好みがはっきり出やすいです。
薬ですから、あまり好みを聞いても差し上げられない事もあるのですが、不妊症でお悩みの方たちも頑張って飲んでいます。
不思議と飲んでいくうちに、慣れてくるという声を良く聞きます。
漢方では処方名が服用指示になっています。
例えば、婦人科の代表処方の当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)は、末尾に散とついていますから、散剤(粉の薬)で服用することが、効果を引き出しやすく、副作用が出にくくなるなどの経験則が知られています。
他にも、〇〇湯は煎じ薬で、〇〇丸は丸薬でといったかんじです。
当帰芍薬散は、影山薬局では、ほぼ100%原末散剤を使い、エキス顆粒や煎じ薬で処方することはありません。
効き目の出方が明らかに違うので、自然とそうなってしまうのです。(エビデンスもあるのですが、また別の機会に)
作り方は薬草を粉砕したものを検量し、ふるいに掛けて粉末の大きさを均一にします。
薬草の種類によって、季節によって、粉砕の後に有効成分が固まるので、ふるい掛けの作業は重要です。
粉末は、保存剤などが一切ない無添加状態のため、使い切れる量を少量ずつ生産しています。
けっこう大変な作業です。時々、粉でむせます(笑)
これを、処方する時に機械にかけて分包し、一回分の量として服用できる形に製品化します。
これは、薬の製造業許可、販売許可をもつ影山薬局ならではの手仕事です。
今はやる人が少なくなった薬の製造、コツがいるし色々と面倒だし、、、、
でも、治したい、良くなりたい人の期待に応えるには、なくてはならないものです。
漢方薬の可能性を100%引き出すには、絶対に必要な工程ですから、影山薬局では続けていきます。
今日もご愛読ありがとうございました(^_^.)
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