【汗が多い】多汗症の漢方相談【においが心配】

影山敏崇

2019年03月15日 20:23

暑くもないし、運動もしていないのに汗をかく多汗症で悩む方は少なくありません。


脇汗、手汗、足汗、更年期や生理前にあるようなのぼせ感を伴う多汗、寝汗、糖尿病や、甲状腺ホルモン異常などの代謝異常を伴う多汗、交感神経優位、暑がり体質の多汗など、背景を見ると色々な方がいます。


多汗症では、汗が多いことや、それに伴うにおいがストレスになっており、比較的若い世代の方や、女性が心配になって漢方相談に見えます。


『汗をかくことを周りに人にどう思われているのか気になってしまう』という訴えが多いですね。





汗は、元をたどれば、体の外部から取り込まれた水の終末像ですから、多汗症では、外部より取り込まれた水分が、体の正常な巡りから外れて、体表からあふれ出ている、又は、こぼれ落ちていると考ます。


汗が体からあふれ出ているというのは、体の皮膚方向へと向かう水の流れが強い方に見られます。
背景に、体の熱の強さがあったり、のぼせの様に一部に熱が集まっていることが多いようです。
汗をかいた結果、体の熱が奪われるため、冷えを訴える事もあります。


汗が体からこぼれ落ちているというのは、皮ふの下に水を留め置けずに、だらだらと漏れ出ているような勢いの弱い汗です。
これは漢方独特の考えですが、汗は、体の外にこぼれないように『気』によって抑えられていると考えます。
必要に応じて抑えが解除されれば、生理的な正常発汗になるのですが、この仕組みがうまく機能しない状態では、汗がこぼれ出てしまうと考えます。


漢方では、このような状況を想定して、なぜそのようになってしまうのか原因を分析し、多汗症を改善していきます。


汗については、その匂いばかりが気になる自臭症という神経症も知られています。
匂いが気になって仕方がないので、非常に神経を消耗します。これについては、多汗とは別のアプローチが必要です。


お気軽にご相談ください(^_^.)


漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい

いつまでも長引く不調がなかなか治らず、どこに相談してよいかわからない方

いつまでも健康で若々しくいたいと願う方


お気軽にご相談ください♪

ホームページはhttp://kageyama-kusuri.jp/index.html ←こちらからどうぞ

メール又は電話0545-63-3150までご連絡ください。


影山薬局は、あなたのかかりつけ相談薬局です

関連記事