暑い季節の不妊症対策 男性編

影山敏崇

2016年08月10日 09:45

いつもご愛読ありがとうございます。

富士市不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。



今回は、暑い季節に知っておいてほしい不妊症対策男性編です。


不妊症漢方相談において、暑い夏場になってくると、男性の精子の力が落ちてくるようなケースに遭遇します。
暑いから当然か、、、と言われればそうですが、精子と亜鉛の関係から、何か関連性が見出せそうです。


精子の力とは、精子の運動率の事です。


精子は、射精後1時間以内で少なくと50%以上が運動していますが、この運動率が50%未満になると、精子無力症です(WHO基準)


夏の不妊症漢方相談において、男性の精子の力が落ちてくるのは何故だろう?問診を通じて、そのような男性の特徴から、原因を考えてみました。

夏に精子の力が落ちてしまう方の傾向として

①下痢傾向の体質があり、夏に下痢や軟便の頻度が増えてくる

②良く汗をかく


他にも色々考えられそうですが、体の外に水分が逃げていく時に、精子の力が落ちてくるような傾向がみられます。


このような時に、不妊症漢方相談では、消化管を強くして、汗や下痢によって不足する栄養をしっかりとつけてあげることで、精子の力をアップさせています






真夏のような暑い天候や、職場などで高温環境で過ごす方は、どうしても水分量が増えてしまいがちです。夏と言えば、冷たいものやアルコールの量も増えてしまいがちですが、その様な状況がしばらく続くと、下痢や軟便の頻度が増え、精子に必要な栄養素の吸収が妨げられます。

特にアルコールの量が増えてしまう事は、精子の力にとってマイナスに作用してしまうので注意が必要です。


精子を作るうえで大切なミネラルに、亜鉛があります。


健康な方でも、アルコールを飲むと、尿中に亜鉛が排泄されてしまう事が知られています。また、アルコールは、水と二酸化炭素に分解されて排泄されますが、その時に必要な体内酵素は、亜鉛の力がないと働きません。





つまり、アルコールを飲めば飲むほど、精子に必要な亜鉛の供給不足になりやすいので、飲み過ぎには注意が必要です。


軟便や下痢傾向が続くようなら、アルコールとの付き合い方を考え直す必要がありそうです。



一方で、暑い季節には、汗が増えてきます。


発汗による生体中必須微量元素の損失量の評価に関する研究(日本歯科大)によると


サウナ入浴実験,運動実験共に,発汗による生体中必須微量元素の損失は、亜鉛が最も高値であったとの結果が出ています。


気候だけでなく、趣味や生活環境などで、発汗量が多くなる傾向があるようなら、運動選手のように、損失した亜鉛(他のミネラルも)を食事や栄養剤などで補うことも考える必要があります。


以上をまとめると


夏場や汗の多い環境で過ごしている男性は、精子の力を強くするために、下痢や軟便を改善し、アルコールの摂り過ぎと汗による亜鉛の供給不足を、食事や栄養剤などで補うことが大切になります。


カキやレバー、うなぎやタコなどのスタミナ食と言われるものには、亜鉛が多く含まれていますので、妊活中の男性には、特に食べてほしいですね


※亜鉛サプリメントを男性不妊目的で服用する場合は、必ず医師や薬剤師などの専門家の指導を受けてください。
亜鉛サプリメントの過剰摂取は、他の微量元素の吸収を妨げたり、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を低下させるなどの報告があります。









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