不妊治療中のアルコールとの付き合い方

影山敏崇

2016年08月17日 12:02


いつもご愛読ありがとうございます。

富士市不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。


今回は、不妊治療中のアルコールとの付き合い方についてお話ししたいとともいます。


不妊症漢方相談において、筆者は不妊治療中はアルコールを極力控えるようにお話ししています


もちろん、妊娠されたり授乳中は、アルコールは一切飲むべきではありません。
妊娠中の母親のアルコール摂取は、胎盤経由で胎児に影響を与えることが知られています胎児性アルコール症候群(FAS)
また、妊婦がアルコールを飲むことで、早産や流産などの分娩異常が知られています。





日本産婦人科医会・先天異常委員会委員によれば(以下引用)

一日アルコール量
15ml 未満      胎児への影響は少ない

90ml 以上      奇形の発生が明らかに高くなる

120ml 以上     胎児アルコール症候群発生率30~50%

となっています。

妊娠中に飲酒が判明した場合はすぐに禁酒を慣行させる。妊娠と知らずにワインを少量飲んだ程度であれば実際には問題なく、不用意に妊婦を不安にさせる必要はないが、妊娠中の飲酒に関しては「安全量が確立されていない」すなわち「少ない量でも胎児に影響をおよぼす可能性がある」ので、厳しい態度で禁酒を勧めて頂きたい。


※ アルコール量15mlとは、ワイン グラス1杯、日本酒 コップ1/2杯、ビール 350ml 缶1本相当です。 (引用ここまで)



また、ビールやアルコール飲料などのラベルに、妊婦への注意事項として「妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児、乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります」等と表示してあります。


これらは、酒類業組合法による必要な表示事項に含まれる内容とのことですので、妊娠・授乳中はアルコールの摂取を控える必要があります。



話を戻しまして、妊活中、不妊治療中のアルコールとの付き合い方です。


アルコールは、寝つきを良くする効果が知られていますが、睡眠後半では、逆に睡眠を浅くし、利尿作用もあることから眠りの質を悪化させます。

ブログで以前から再三申し上げているように、妊活中・不妊治療中において、睡眠の質の低下や睡眠不足は、何よりも先に改善しなければいけない事だと筆者は考えていますので、アルコールは、極力控えた方が賢明です。


また、アルコールは、妊活中や不妊治療中に投与される医薬品(ホルモン剤だけでなく、漢方薬含むすべての医薬品)やサプリメントとの相互作用も考慮しなくてはなりません。治療の主となる医薬品の効果を十分なものにしたり、アルコール併用による副作用の発現を防ぐために、不妊治療中のアルコールは極力控えた方が賢明です。


アルコールの妊孕性(妊娠しやすさ)への影響は、科学的根拠は明確ではありませんが、統計的には、アルコール摂取が妊娠率や出産率、精子の質を下げるというデータもあります。


以上のように、妊活中・不妊治療中のアルコール摂取を極力控えるべき理由として

①アルコールは、胎児の成長に悪影響を及ぼす可能性があるため、妊活中から控えておくのが良い
②妊活中に最も大切な睡眠の、質的低下をまねく
③アルコールと治療薬やサプリメントとの相互作用に留意する必要がる
④アルコールが妊娠率や出産率、精子の質に影響を及ぼす可能性を示すデータがある


などが上げられます。


妊活中、不妊治療中は、カップルで極力アルコールを減らすか、禁酒が出来るのが理想ですね。



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