基礎体温の周期の考え方

影山敏崇

2016年06月01日 13:04

基礎体温は、排卵の有無や、排卵のタイミングを知るための大切なヒントになります


妊活という枠をこえて、不妊治療を東洋医学の専門家にゆだねる際に、基礎体温表はさらに多くの情報を提供してくれます。



東洋医学においても、現在の荻野式周期学説とおなじく、月経の周期は、おおよそ28日程度が理想とされています。



これは、東洋医学の背景に、陰陽(低温期と高温期)のバランスが取れていることが良いという考えがあるためで、高温期を作り出すヒトの黄体寿命が14日程度であることから、低温期も14日程度あるのが良いと考えた所に由来します。







1年間の排卵回数で考えると


28日周期では13回


35日周期では10回


40日周期では9回となります。


これをそのまま月経の回数に置き換えると、経血での出血の回数になります。


排卵の回数が減ると、妊娠のチャンスが減ると考えがちですが、同時に月経出血の回数も減るとも言えますので、身体から逸脱していく血を体に留め置くことができるという考え方もあります。



基礎体温の周期については、東洋医学においても28日を中心に、それより長いか短いかで、体質的傾向を検討していきます。














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