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2019年07月09日

7月の養生術

7月の養生

 7月も引き続き梅雨で雨が多く、後半になると梅雨が明けて真夏となります。



水分摂取が増え、汗を良くかくようになります。時に下痢をしてお腹を壊したり、体から逃げない水が、むくみや湿疹を作ります。この様に、梅雨や夏に起こりやすい不調や症状は、季節の変化に伴って増える【水】を、身体が都合よくさばけない事に起因すると、東洋医学では考えます。



湿邪




 水を代謝すると聞けば、腎臓をイメージする方が多いのではないでしょうか。



 腎臓は主に尿を作り、膀胱から不要な水を捨てるために中心的な働きをしていますね。夏場は暑いことが手伝って、汗、つまり体表から水が逃げやすい環境にあります。体の中では、暑さのせいで増えた水分をさばくため、体表(汗)と腎臓で水の引っ張り合いをします。この水の引っ張り合いが上手く機能しないと、色々な不都合に見舞われます。




 例えば、水が汗に寄り過ぎれば汗疹(あせも)や湿疹が起きやすくなります。汗をかけなければ熱中症のリスクが高まります。一方、腎臓に寄り過ぎれば排尿トラブルになると考えられます。疲れや寝不足、ストレス、飲食の不摂生などを通じて、水の引っ張り合いが上手に出来ないと、むくみとして水が残りやすく、時に、大腸より下痢と言う形で水を排泄しなくてはならなくなります。



 むくみは出る場所によって症状が多彩です。長引くことで、手足や顔のむくむだけでなく、頭位では頭痛、めまい、不眠、消化管では食欲不振や下痢、膝や腰では関節痛などが起こるという考え方があります。東洋医学では、これらの不調を『水毒すいどく』と呼び、ドロドロ血を意味する『お血(おけつ)』と並んで問題視しています。



 東洋医学では、水分代謝の中心は『腎(じん)』が中心に行うと考えられています。ですから水毒と言うのは、『腎』の問題とも言えます。
現代で言う腎臓も、この『腎』の中に含まれています。東洋医学における『腎』とは、命の根源を影で中心となって支える存在とでも言えそうです。地味だけど欠くことの出来ない重要な存在ですが、普段はあまり意識することもないかもしれません。



 心臓のように血液をグルグル回したり、食べたものを消化吸収してエネルギーを取り出す消化器のような派手さはありません。その理解には、具体的に『腎』が何かを示した方が分かりやすいかもしれません。




 例えば、親から子に引き継がれるものは『腎』であり、生殖や性ホルモンは『腎』によって提供されます。骨格を提供する骨、血を作る骨髄も『腎』の仕事です。野生において、歯の欠損は死を意味します。口腔内では、生きるために無くてはならない歯が『腎』の現れです。不要なものを尿に捨てる事を通じて水分代謝の中心にいるのも『腎』の働きです。
五感においては聴覚が『腎』の働きです。視覚や味覚に比べて地味ですが、視覚だけではカバーできない危険を知らせてくれます。
他にも『腎』と結びつけられるものがありますが、いずれも、縁の下の力持ちのような存在となっています。


水毒対策として『腎』を強くするには
その答えは、『腎』の衰退に伴って現れる体の変化を見ていくと解ります。
排泄や生殖の力、性ホルモンの力は、『腎』の衰退とともに弱ってきます。骨は曲がり歯は落ちます。耳の聞こえは悪くなり、血液検査の数字も正常値を外れて来ることが目立ちます。『腎』は黒に象徴され、黒目が白く白濁する白内障、黒髪から白髪が増える、あるいは黒の対極にある白が失われていく病気、例えば顔がどす黒くなる腎臓病や、骨の白い部分が少なくなっていく骨粗しょう症などは、『腎』の弱りの現れと考えます。



 『腎』を強くするためには、これらの予防に努める事です。
骨は足腰に負担をかける事で丈夫さを維持できます。姿勢を正しく保つことも『腎』を強くします。歯を失わない事、あるいは治療や予防を受けて歯の健康を維持することは、強く噛むことにつながり『腎』を強くします。虫歯や歯周病を避ける事に努めます。腎臓に負担をかける塩分の摂りすぎは控えて血圧を低く保ちつつ、血液が汚れないよう飲食を整え、血液検査の異常な逸脱に注意を払います。また、『腎』の消耗を防ぐために、睡眠の質や量を保ち、リズムを整えます。
いずれも当たり前の事のようで目新しさはありませんが、継続するのは難しいですね。


 これからの季節、一つや二つの水毒の症状が現れてくるかもしれません。そこで例えば、湿疹が出れば塗り薬、頭痛や痛みがあれば鎮痛剤などを使ったりと、場当たり的な治療も良いと思います。
 ただし、症状をを繰り返したり慢性に経過するようなら、その遠因に『腎』の低下を疑ってみる必要があるかもあしれません。水の多くなるこれからの時期は、一身の水を司る『腎』の強さ弱さが露呈する季節でもあります。命の根源を陰で支える、いわば生命力とも言える『腎』の存在を、感じてみてはいかかでしょうか?



タグ :7月の養生

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Posted by 影山敏崇 at 11:33│Comments(0)漢方コラム
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