2017年06月13日
緑内障の漢方相談
緑内障は、眼球を栄養する『房水』とよばれる水液の代謝異常を背景にした、視神経の障害を起こす病気です。
高眼圧だけでなく、正常眼圧緑内障もあります。
眼球は、大気圧に押しつぶされないよう、内部に房水を流通させ一定の内圧をかけることで、形状を維持する仕組みが備わっています。
ここに、何らかの異常が関わることで房水の流通障害を生じ、緑内障になると考えられます。
東洋医学では、どのような捉え方が出来るでしょうか?

東洋医学では、身体を構成する要素として気・血・津液(しんえき)があります。
緑内障においては、房水の流通障害と考えられることから、津液の流通異常として扱われます。
津液は流通することで機能を発揮しますから、気の推動作用の失調は、津液代謝の異常になります。
目は、その機能から多くの気を集め、容易に気の滞りを形成しやすいため、津液を動かす気に介入する理気薬が頻用されます。
このように、緑内障では津液の滞りや、気の滞りの改善を基本とします。
他には、高齢者で見られる腎陽虚と呼ばれる体質タイプでは、熱の不足(冷え)を大いに伴い、熱の不足から津液代謝の異常に発展するケースがあり、温陽薬が奏功するケースがあります。
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