2016年08月18日
ストレスと不妊症
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
妊活や不妊治療とはストレスがつきものです。
今回は、不妊治療中、妊活中のストレスについて、考えてみましょう
ストレスが一番体に良くないと分かっているのに、ストレスが多くなりがちなのは、不妊症漢方相談を通じてよく感じるところです
ですが、不思議なことに『ストレスはどうですか?』などと、玉虫色の問診をすると、回答に窮する方が多いのです
これは、ストレスの定義が人それぞれですし、ストレスの程度は、他人や過去の自分との比較になりがちだからです。
『あの辛かったころに比べれば、今は楽させてもらっています、、』
『もっと苦労している人がいるので、私はまだましなほうです、、、』
『今の時代、生きていれば、ストレスくらい多少はありますよ、、、』
『子を授かるためなら、このくらいストレスではないですよ、、、』
色々な回答がありますが、ストレスと言う言葉の持つ語感そのものが、ストレスを分かりにくくしている気にもなってきます。

ストレス(心)は、外部環境だけでなく、休息・運動・食事からの影響を、相互に受けていると筆者は考えています。
不妊症漢方相談では、ストレスをどのように考えているのでしょうか?
ストレス、ましてや他人様のストレスレベルと言うのは、目に見えるわけではありません。
目に見えないからこそ、目に見える客観的な現象からストレスの程度を推し量っているのです。
例えば、生理周期がバラバラだ、 生理の出血量が一定しない、基礎体温がガタガタして安定しない、生理前や排卵時にイライラする、妊娠の事で頭がいっぱいだ、寝付けない、何度も目が覚めるなど。
これらは、漢方でいう所の気滞(きたい:気の流れが悪い状態)といわれる症状の一例で、ストレスと不妊症に関連の深いとされる項目です。
ストレスは目に見えないものですし、自覚しづらいものです。
不妊治療をやめたとたんに妊娠できた、仕事量を減らした後に妊娠した、子供をあきらめたら妊娠できましたなどと言う話は、不妊症漢方相談においては、良くある話です。
妊娠された当事者にとっては、たまたま偶然そうだったと思うかもしれませんが、実例を見てきた筆者は、
『自覚の有る無しに関わらず、ストレスは妊娠の仕組みに大きな影響を与えている』と思っています。
妊活や不妊治療では、少し置き去りにされているような部分ですよね
辛いことがあって胃が痛くなったり、下痢したりすれば、ストレスがあると自覚するのですが、具体的な自覚症状が出る前に、心や体の声に耳を傾けることが、妊活中・不妊治療中には、大切だと思います。
ストレス、広辞苑では医学用語として
「種々の外部刺激が負担として働くとき,心身に生ずる機能変化.ストレスの原因となる要素(ストレッサー)は寒暑・騒音・化学物質など物理化学的なもの,飢餓・感染・過労・睡眠不足など生物学的なもの,精神緊張・不安・恐怖・興奮など社会的なものなど多様である.」
と説明されているようです。この定義を理解しようとすると、かえってストレスがたまりそうですね(笑)
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
卵巣年齢が高い方、治療のステップアップを考えている方
不妊治療に行き詰っている、少しでも早く結果を出したい方
お気軽にご相談ください♪
ホームページはhttp://kageyama-kusuri.jp/index.html ←こちらからどうぞ
メール又は電話0545-63-3150までご連絡ください。
お二人にもかけがえのない幸せが訪れますように
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
妊活や不妊治療とはストレスがつきものです。
今回は、不妊治療中、妊活中のストレスについて、考えてみましょう

ストレスが一番体に良くないと分かっているのに、ストレスが多くなりがちなのは、不妊症漢方相談を通じてよく感じるところです

ですが、不思議なことに『ストレスはどうですか?』などと、玉虫色の問診をすると、回答に窮する方が多いのです

これは、ストレスの定義が人それぞれですし、ストレスの程度は、他人や過去の自分との比較になりがちだからです。
『あの辛かったころに比べれば、今は楽させてもらっています、、』
『もっと苦労している人がいるので、私はまだましなほうです、、、』
『今の時代、生きていれば、ストレスくらい多少はありますよ、、、』
『子を授かるためなら、このくらいストレスではないですよ、、、』
色々な回答がありますが、ストレスと言う言葉の持つ語感そのものが、ストレスを分かりにくくしている気にもなってきます。


ストレス(心)は、外部環境だけでなく、休息・運動・食事からの影響を、相互に受けていると筆者は考えています。
不妊症漢方相談では、ストレスをどのように考えているのでしょうか?
ストレス、ましてや他人様のストレスレベルと言うのは、目に見えるわけではありません。
目に見えないからこそ、目に見える客観的な現象からストレスの程度を推し量っているのです。
例えば、生理周期がバラバラだ、 生理の出血量が一定しない、基礎体温がガタガタして安定しない、生理前や排卵時にイライラする、妊娠の事で頭がいっぱいだ、寝付けない、何度も目が覚めるなど。
これらは、漢方でいう所の気滞(きたい:気の流れが悪い状態)といわれる症状の一例で、ストレスと不妊症に関連の深いとされる項目です。
ストレスは目に見えないものですし、自覚しづらいものです。

不妊治療をやめたとたんに妊娠できた、仕事量を減らした後に妊娠した、子供をあきらめたら妊娠できましたなどと言う話は、不妊症漢方相談においては、良くある話です。
妊娠された当事者にとっては、たまたま偶然そうだったと思うかもしれませんが、実例を見てきた筆者は、
『自覚の有る無しに関わらず、ストレスは妊娠の仕組みに大きな影響を与えている』と思っています。
妊活や不妊治療では、少し置き去りにされているような部分ですよね

辛いことがあって胃が痛くなったり、下痢したりすれば、ストレスがあると自覚するのですが、具体的な自覚症状が出る前に、心や体の声に耳を傾けることが、妊活中・不妊治療中には、大切だと思います。
ストレス、広辞苑では医学用語として
「種々の外部刺激が負担として働くとき,心身に生ずる機能変化.ストレスの原因となる要素(ストレッサー)は寒暑・騒音・化学物質など物理化学的なもの,飢餓・感染・過労・睡眠不足など生物学的なもの,精神緊張・不安・恐怖・興奮など社会的なものなど多様である.」
と説明されているようです。この定義を理解しようとすると、かえってストレスがたまりそうですね(笑)
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
卵巣年齢が高い方、治療のステップアップを考えている方
不妊治療に行き詰っている、少しでも早く結果を出したい方
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2016年08月05日
不妊治療中のタバコ喫煙について
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
不妊治療中の喫煙は、睡眠へのリスクや、妊娠・出産におけるリスクとどの程度関係するでしょうか?
妊活世代の喫煙率は以下の通りです。
厚生労働省国民健康栄養調査にもとづく成人女性の喫煙率は
平成25年において
20代 12・7%
30代 12.0%
40代 12.4% とあります
成人男性においては同じく平成25年において
20代 36.3%
30代 44.0%
40代 39.5% です
調査機関によって多少の誤差はありますが、おおむね喫煙率は、近年低下傾向にあるようです。
筆者が不妊症漢方相談において、問診による喫煙調査をしても、大体同じくらいの結果だったと記憶しています。
喫煙は、数えきれないくらいの化学物質を体内に取り込むことになるのですが、主な成分にニコチンがあります。
タバコに含まれるニコチンは、交感神経の働きを高め、睡眠を障害することが知られています。効果は、吸入直後からから現れ、数時間持続してしまうため、就寝前や、途中で目が覚めた時の喫煙は、睡眠の妨げになります。
ニコチンは、リラックス作用があるため、不妊症や妊活中に伴うストレス解消にと、ついつい喫煙が増えてしまう方がいますが、リラックス効果は急速に消えてしまい、覚醒作用のみが数時間持続します
(睡眠障害の対応と治療ガイドライン:じほう を参考)
眠りの妨げになるという事で、男性女性共に、妊活中においても喫煙は控えた方が良いでしょう
次に、ニコチンが妊娠に及ぼす影響について考えてみます。
禁煙補助ガムのニコレット®という医薬品ががありますが、主成分は、タバコと同じくニコチンです。
こちらの添付文書では、使用してはいけない項目に
『妊娠または妊娠していると思われる人』との記載があります。
医療用の禁煙補助薬の『ニコチネル』ノバルティス社 は、ニコチンを含んだシール状のお薬です。
こちらの添付文書においては、禁忌(使用してはいけない患者)の項目に
『妊婦または妊娠している可能性のある婦人、授乳婦(動物で催奇形性および乳汁中移行が報告されている)』とあります。
また、国内たばこ事業を行うJTは、自社サイト内で以下のような見解を示しています。
厚生労働省は、「21世紀における国民健康づくり運動」において、たばこは、肺がん、心筋梗塞等の虚血性心疾患、肺気腫等の慢性閉塞性肺疾患など多くの疾病や、低出生体重児、流・早産など妊娠に関連した異常の危険因子 であるとしています。私たちも、喫煙は特定の疾病(妊娠に関連した異常を含む)のリスクを高めると認識しています。また、喫煙とそれらの疾病との関連を具体的に解明するため、今後の更なる研究が必要と考えています。
喫煙は、ニコチン依存を治療する医療側と、たばこ事業を営む企業側の両者から、睡眠障害だけでなく、妊娠に関連するリスクを高める因子として認識されています。
男性側の不妊原因に、精子の異常がありますが、タバコそのものや、ニコチンが精子の異常を引き起こす可能性が、示唆されています。
タバコの精子に対するリスクが表示されたイギリスのタバコ写真がありました。
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1236340502743.html

「Smoking can damage the sperm and decreases fertility 」
(喫煙は精子にダメージを与え、受精率を低下させます)
というメッセージが添えられています。
日本のタバコでは見たことない表示ですね
喫煙が、妊活中の体や胎児、あるいは自身の健康に良くないことは、他ならぬ喫煙者が一番よく知っています。
妊活中であっても、本当は止めたいのに止められない方がたくさんいます。
筆者は、不妊症漢方相談において、喫煙者に喫煙のリスクを理解していただき、妊活に向けた主体的な意思決定をサポートすることを大切にしています。
タバコ体に良くない→だから禁煙する という簡単な図式ではないですから。
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
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富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
不妊治療中の喫煙は、睡眠へのリスクや、妊娠・出産におけるリスクとどの程度関係するでしょうか?
妊活世代の喫煙率は以下の通りです。
厚生労働省国民健康栄養調査にもとづく成人女性の喫煙率は
平成25年において
20代 12・7%
30代 12.0%
40代 12.4% とあります

成人男性においては同じく平成25年において
20代 36.3%
30代 44.0%
40代 39.5% です

調査機関によって多少の誤差はありますが、おおむね喫煙率は、近年低下傾向にあるようです。
筆者が不妊症漢方相談において、問診による喫煙調査をしても、大体同じくらいの結果だったと記憶しています。
喫煙は、数えきれないくらいの化学物質を体内に取り込むことになるのですが、主な成分にニコチンがあります。
タバコに含まれるニコチンは、交感神経の働きを高め、睡眠を障害することが知られています。効果は、吸入直後からから現れ、数時間持続してしまうため、就寝前や、途中で目が覚めた時の喫煙は、睡眠の妨げになります。
ニコチンは、リラックス作用があるため、不妊症や妊活中に伴うストレス解消にと、ついつい喫煙が増えてしまう方がいますが、リラックス効果は急速に消えてしまい、覚醒作用のみが数時間持続します
(睡眠障害の対応と治療ガイドライン:じほう を参考)
眠りの妨げになるという事で、男性女性共に、妊活中においても喫煙は控えた方が良いでしょう

次に、ニコチンが妊娠に及ぼす影響について考えてみます。
禁煙補助ガムのニコレット®という医薬品ががありますが、主成分は、タバコと同じくニコチンです。
こちらの添付文書では、使用してはいけない項目に
『妊娠または妊娠していると思われる人』との記載があります。
医療用の禁煙補助薬の『ニコチネル』ノバルティス社 は、ニコチンを含んだシール状のお薬です。
こちらの添付文書においては、禁忌(使用してはいけない患者)の項目に
『妊婦または妊娠している可能性のある婦人、授乳婦(動物で催奇形性および乳汁中移行が報告されている)』とあります。
また、国内たばこ事業を行うJTは、自社サイト内で以下のような見解を示しています。
厚生労働省は、「21世紀における国民健康づくり運動」において、たばこは、肺がん、心筋梗塞等の虚血性心疾患、肺気腫等の慢性閉塞性肺疾患など多くの疾病や、低出生体重児、流・早産など妊娠に関連した異常の危険因子 であるとしています。私たちも、喫煙は特定の疾病(妊娠に関連した異常を含む)のリスクを高めると認識しています。また、喫煙とそれらの疾病との関連を具体的に解明するため、今後の更なる研究が必要と考えています。
喫煙は、ニコチン依存を治療する医療側と、たばこ事業を営む企業側の両者から、睡眠障害だけでなく、妊娠に関連するリスクを高める因子として認識されています。
男性側の不妊原因に、精子の異常がありますが、タバコそのものや、ニコチンが精子の異常を引き起こす可能性が、示唆されています。

タバコの精子に対するリスクが表示されたイギリスのタバコ写真がありました。
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1236340502743.html

「Smoking can damage the sperm and decreases fertility 」
(喫煙は精子にダメージを与え、受精率を低下させます)
というメッセージが添えられています。
日本のタバコでは見たことない表示ですね

喫煙が、妊活中の体や胎児、あるいは自身の健康に良くないことは、他ならぬ喫煙者が一番よく知っています。
妊活中であっても、本当は止めたいのに止められない方がたくさんいます。
筆者は、不妊症漢方相談において、喫煙者に喫煙のリスクを理解していただき、妊活に向けた主体的な意思決定をサポートすることを大切にしています。
タバコ体に良くない→だから禁煙する という簡単な図式ではないですから。

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2016年07月30日
ヒトなぜ眠るのか? 不妊症編
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
先日、大阪出張で、睡眠研究の世界的権威、筑波大学の裏出良博先生のお話を聞いてきました。
睡眠研究の権威ですから、なんとなく気難しい先生かと思いきや、優しい口調の穏やかな方でした。
あまりに穏やかな口調で、ついつい講義中の眠ってしまい
したが、とても有意義なお話が聞けました。
冗談はさておき、講義の冒頭、睡眠研究の世界的権威のお口から
『なぜ眠るのか?それは解らない』
との告白があり、睡眠は、まだまだ研究途上でわからないことが沢山あるとのことです。
起きている時には、脳は様々な活動をしているのは、経験上何となくわかりますが、睡眠中の脳はどのような働きをしているのでしょう?
裏出先生によると
睡眠中は
1、脳・感覚機能の回復
2、成長ホルモンの分泌
3、脳内の老廃物を排泄
4、ストレスの緩和
5、免疫系の調節
6、記憶の定着、消去
を主に行っているとのことでした。
なるほど、、、と言われても、少し難しいですね、、、。
普段は、睡眠中にこのような働きを脳がしているということは、意識しないものです。

自分が良い睡眠がとれているか?質は問題ないか?を判断するのは難しいですが、睡眠が不足した時の、脳に現れる変化を知ると、睡眠が十分かどうかを判断する手掛かりになるかもしれません。
裏出先生のお話では、睡眠が不足すると現れやすい症状として
・判断力の低下→作業ミスが増える
・認知機能の低下→物忘れ、覚えられない
・ストレスがたまる→抑うつ状態
・免疫低下→風邪にかかりやすい、治らない
・食欲増進→甘味、塩味を好む→生活習慣病
・老廃物の蓄積→認知症
といった体の変化として現れやすくなるとのことでした。
これらの症状は、どれも妊活・不妊症治療中では、良くないことはわかります。
妊娠中や育児中に、この様な症状を訴える方は少なからずいますが、妊活中・不妊治療中においては、
日常ストレス+妊活ストレスなので、上記のような症状が現れるようなら、睡眠について考えてみる必要があるかもしれません。
『なぜ眠るのか?それは解らない』
脳医科学のトップランナー、裏出先生はそうおっしゃいますが、言葉にはできなくても、私たちの心や体は、なぜ眠るのかを知っています。
しっかり眠ること、これをもう一度じっくり考えていきましょう。
次回以降では、眠り方について取り上げていきます

漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
卵巣年齢が高い方、治療のステップアップを考えている方
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富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
先日、大阪出張で、睡眠研究の世界的権威、筑波大学の裏出良博先生のお話を聞いてきました。
睡眠研究の権威ですから、なんとなく気難しい先生かと思いきや、優しい口調の穏やかな方でした。
あまりに穏やかな口調で、


冗談はさておき、講義の冒頭、睡眠研究の世界的権威のお口から
『なぜ眠るのか?それは解らない』

起きている時には、脳は様々な活動をしているのは、経験上何となくわかりますが、睡眠中の脳はどのような働きをしているのでしょう?
裏出先生によると
睡眠中は
1、脳・感覚機能の回復
2、成長ホルモンの分泌
3、脳内の老廃物を排泄
4、ストレスの緩和
5、免疫系の調節
6、記憶の定着、消去
を主に行っているとのことでした。
なるほど、、、と言われても、少し難しいですね、、、。

普段は、睡眠中にこのような働きを脳がしているということは、意識しないものです。

自分が良い睡眠がとれているか?質は問題ないか?を判断するのは難しいですが、睡眠が不足した時の、脳に現れる変化を知ると、睡眠が十分かどうかを判断する手掛かりになるかもしれません。
裏出先生のお話では、睡眠が不足すると現れやすい症状として
・判断力の低下→作業ミスが増える
・認知機能の低下→物忘れ、覚えられない
・ストレスがたまる→抑うつ状態
・免疫低下→風邪にかかりやすい、治らない
・食欲増進→甘味、塩味を好む→生活習慣病
・老廃物の蓄積→認知症
といった体の変化として現れやすくなるとのことでした。

これらの症状は、どれも妊活・不妊症治療中では、良くないことはわかります。
妊娠中や育児中に、この様な症状を訴える方は少なからずいますが、妊活中・不妊治療中においては、
日常ストレス+妊活ストレスなので、上記のような症状が現れるようなら、睡眠について考えてみる必要があるかもしれません。
『なぜ眠るのか?それは解らない』
脳医科学のトップランナー、裏出先生はそうおっしゃいますが、言葉にはできなくても、私たちの心や体は、なぜ眠るのかを知っています。
しっかり眠ること、これをもう一度じっくり考えていきましょう。
次回以降では、眠り方について取り上げていきます


漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
卵巣年齢が高い方、治療のステップアップを考えている方
不妊治療に行き詰っている、少しでも早く結果を出したい方
お気軽にご相談ください♪

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お二人にもかけがえのない幸せが訪れますように
2016年07月28日
妊活中・不妊治療中は良く寝てほしい理由
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
今日は、妊活中・不妊治療中にしっかり寝てほしい理由を、もう少し詳しく解説します。
私は、漢方相談中には、よく眠る様にと言うことをお伝えしているのですが、時間の都合もあって、その理由まではしっかりとお伝えできていなく、心苦しい思いをすることがあります。
ですから、相談中で言葉足らずの部分は、『ブログを確認してください』という、手抜き?をしようと言うのではないのですが(笑い)、興味があったら読んでみてくださいね、、と言う内容を書き留めておこうというのが趣旨です
下のグラフを見てください

このグラフが示すのは、抗ストレスホルモン「コルチゾール」の、夜間分泌量のグラフです。
緑色のグラフのように、寝る時にコルチゾールが少ない方が、朝にはコルチゾールが沢山分泌され、
紫色のグラフのように、寝る時にコルチゾールが多い方が、朝にはコルチゾールがあまり分泌されない様子を示しています。
当然ながら、緑色のグラフの方の方が、ストレスに強く、日中もコルチゾールに守られて活動的に過ごすことが出来ます。
コルチゾールには、ストレスに対抗するホルモンですので、夜間に低く、朝に高いことが重要です。
それは、コルチゾールには、ストレスに対抗するために目を覚まさせ、睡眠を邪魔する働きがあるからです。
ですが、このグラフが示す大切なことは、実は紫色のグラフのタイプの方は、睡眠不足や抑うつ状態の方、疲労の強い方に見られるグラフだということです。
以前にもお話ししたように、妊活中・不妊治療中には、日常のストレスに、不妊に伴うプレッシャーや焦りと言うストレスがプラスされます。
しっかりと睡眠を確保することに意識を置かないと、簡単に紫のグラフのような状態に流れやすくなります。
妊活中や不妊治療中は、ストレスマネジメントが大切ですので、そのためにしっかりとまとまった睡眠時間をとるようお願いしたいです
忙しい現代において、無理を承知の上でのお願いですが、妊活中や不妊治療中であれば、せめてその期間だけでも睡眠について考えてほしいと思います
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今日は、妊活中・不妊治療中にしっかり寝てほしい理由を、もう少し詳しく解説します。
私は、漢方相談中には、よく眠る様にと言うことをお伝えしているのですが、時間の都合もあって、その理由まではしっかりとお伝えできていなく、心苦しい思いをすることがあります。

ですから、相談中で言葉足らずの部分は、『ブログを確認してください』という、手抜き?をしようと言うのではないのですが(笑い)、興味があったら読んでみてくださいね、、と言う内容を書き留めておこうというのが趣旨です

下のグラフを見てください


このグラフが示すのは、抗ストレスホルモン「コルチゾール」の、夜間分泌量のグラフです。
緑色のグラフのように、寝る時にコルチゾールが少ない方が、朝にはコルチゾールが沢山分泌され、
紫色のグラフのように、寝る時にコルチゾールが多い方が、朝にはコルチゾールがあまり分泌されない様子を示しています。
当然ながら、緑色のグラフの方の方が、ストレスに強く、日中もコルチゾールに守られて活動的に過ごすことが出来ます。
コルチゾールには、ストレスに対抗するホルモンですので、夜間に低く、朝に高いことが重要です。

それは、コルチゾールには、ストレスに対抗するために目を覚まさせ、睡眠を邪魔する働きがあるからです。
ですが、このグラフが示す大切なことは、実は紫色のグラフのタイプの方は、睡眠不足や抑うつ状態の方、疲労の強い方に見られるグラフだということです。
以前にもお話ししたように、妊活中・不妊治療中には、日常のストレスに、不妊に伴うプレッシャーや焦りと言うストレスがプラスされます。
しっかりと睡眠を確保することに意識を置かないと、簡単に紫のグラフのような状態に流れやすくなります。

妊活中や不妊治療中は、ストレスマネジメントが大切ですので、そのためにしっかりとまとまった睡眠時間をとるようお願いしたいです

忙しい現代において、無理を承知の上でのお願いですが、妊活中や不妊治療中であれば、せめてその期間だけでも睡眠について考えてほしいと思います

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2016年07月27日
不妊症ストレスと睡眠の大切さ
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
今日は、不妊症の治療中、または妊活中の方への睡眠とストレスのお話です。
不妊治療中や妊活中は、知らず知らずのうちにストレスをため込みやすいものです
。
特に、妊活を頑張っている方で中々結果の出ない方は、焦りだとかプレッシャーなどからくるストレスがたまります。
それが排卵障害や月経異常につながったりと悪循環に陥るケースに、漢方相談では日常的に遭遇します。
ですが、人間もストレスにただやられるだけでなく、それに対して抵抗する仕組みがあります。
その中心は、ストレス時に副腎から多く分泌されるコルチゾールと言う抗ストレスホルモンの存在です。

私達は、コルチゾールのおかげで、日常的なストレスを跳ね返して、活動できます。
不妊治療中は『日常的なストレス+不妊症ストレス』なので、ストレスレベルは、日常レベルよりも高くあると考えられます。
気持ちは平常を保てていても、ストレスレベルはいつもより高いと考えた方が良いでしょう。
ストレスレベルが高すぎたり、高い状態が長く続くと、コルチゾールがストレスに対処してくれる仕組みが、段々うまく機能しなくなります。
こうなると、最初に出てくる症状が睡眠の異常です。
①寝付けない
②寝た気がしない
③途中で何度も目が覚める
④朝方に目が覚めてしまう
などと言った症状が出てくることが知られています。
不妊症漢方相談においては、男女問わず治療よりも第一に、睡眠をしっかりとるようお伝えしています。
男性も女性も、30代40代となれば、家庭内や職場での立場や責任が大きくなってきたり、やりがいが増してくることもあるでしょう。
ですから、睡眠を削って頑張って、日常は何とか乗り越えていくことが出来るかもしれません。
ですが、妊活中はストレスレベルが高いのですから、睡眠時間をしっかり確保してほしいですね。
妊娠、出産、育児となれば、寝る時間はほとんどなくなるのですから、今のうちに睡眠時間をしっかりとって、コルチゾールが対処できる範囲のストレスレベルに抑えておくことが肝要です
これは、どんな治療よりも優先すべきことです。
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
卵巣年齢が高い方、治療のステップアップを考えている方
不妊治療に行き詰っている、少しでも早く結果を出したい方
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今日は、不妊症の治療中、または妊活中の方への睡眠とストレスのお話です。
不妊治療中や妊活中は、知らず知らずのうちにストレスをため込みやすいものです

特に、妊活を頑張っている方で中々結果の出ない方は、焦りだとかプレッシャーなどからくるストレスがたまります。
それが排卵障害や月経異常につながったりと悪循環に陥るケースに、漢方相談では日常的に遭遇します。
ですが、人間もストレスにただやられるだけでなく、それに対して抵抗する仕組みがあります。

その中心は、ストレス時に副腎から多く分泌されるコルチゾールと言う抗ストレスホルモンの存在です。

私達は、コルチゾールのおかげで、日常的なストレスを跳ね返して、活動できます。
不妊治療中は『日常的なストレス+不妊症ストレス』なので、ストレスレベルは、日常レベルよりも高くあると考えられます。
気持ちは平常を保てていても、ストレスレベルはいつもより高いと考えた方が良いでしょう。
ストレスレベルが高すぎたり、高い状態が長く続くと、コルチゾールがストレスに対処してくれる仕組みが、段々うまく機能しなくなります。

こうなると、最初に出てくる症状が睡眠の異常です。
①寝付けない
②寝た気がしない
③途中で何度も目が覚める
④朝方に目が覚めてしまう
などと言った症状が出てくることが知られています。
不妊症漢方相談においては、男女問わず治療よりも第一に、睡眠をしっかりとるようお伝えしています。
男性も女性も、30代40代となれば、家庭内や職場での立場や責任が大きくなってきたり、やりがいが増してくることもあるでしょう。
ですから、睡眠を削って頑張って、日常は何とか乗り越えていくことが出来るかもしれません。

ですが、妊活中はストレスレベルが高いのですから、睡眠時間をしっかり確保してほしいですね。
妊娠、出産、育児となれば、寝る時間はほとんどなくなるのですから、今のうちに睡眠時間をしっかりとって、コルチゾールが対処できる範囲のストレスレベルに抑えておくことが肝要です

これは、どんな治療よりも優先すべきことです。
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妊娠力を高める漢方生活
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
今日は、妊娠力を高める漢方生活についてのお話です。
私が漢方相談をしている時にいつも感じている事、それは不妊症に悩む方々は、心も体も疲れてしまい、ただ流れていく日常に焦りや不安を感じて、マイナスの状態にある方が多い事です。
マイナスの状態? あまりいいイメージがわかないかもしれませんが、別にプラスの状態が良いと言っているのではありません。
生きていればマイナスやプラスがあるのが自然だし、マイナスとプラスを行ったり来たりするのが、自然や生き物の本質ではないでしょうか。
夏があれば冬もある、朝があって夜が来る、オギャーと生まれて年老いていく、、、
これが自然の本質ですから、一言でいえば変化こそが自然の本質です。
ですから、たとえ不妊治療中であったとしても、マイナスに長くとどまることは、とても不自然なことです。
妊娠や出産とは、人知を超えた神秘であると同時に、科学的にはよくわからない点も多いです。
それゆえ、あいまいな部分が多いのですが、それをスピリチュアルなものに丸投げしようというのではありません。
変化こそが自然の本質ですから、マイナスに長くとどまらないようにするためには作戦が必要です。
ストレスが良くないとか、〇〇をよく食べるようにするとか、そういった個別の事でだけではなく、それらをもう少し体系的にした取り組みが必要かと思います。
体系的な取り組みとは、一つの考え方を提供するものです。
妊娠するためには、冷やしてはいけない、ストレスはいけない、運動が大切だとか、そういった個別の事を、ただ何となくに取り組むのでありません。
個別の事を体系的にすることで、行き過ぎを改め、不足を補う視点が生まれます。
漢方生活についての基本的な考えを理解するために、下の図を見てください。

休養・食事・運動・心・環境の相互のバランスの上に、人の健康はある程度の幅をもって保たれています。
詳細は今後になりますが、この図に書かれた5個の視点を、日常生活の中で意識することが、漢方生活です。
過剰を改め、不足を補うことで、体に残る妊娠しやすさを引き出すというのが、漢方生活の目的です。
漢方が病気と対峙するとき、自然治癒力を引き出すことに力点が置かれるように、不妊症にも、妊娠しやすさを引き出すことに重きを置いているのです。
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
卵巣年齢が高い方、治療のステップアップを考えている方
不妊治療に行き詰っている、少しでも早く結果を出したい方
お気軽にご相談ください♪
ホームページはhttp://kageyama-kusuri.jp/index.html ←こちらからどうぞ
メール又は電話0545-63-3150までご連絡ください。
お二人にもかけがえのない幸せが訪れますように
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
今日は、妊娠力を高める漢方生活についてのお話です。
私が漢方相談をしている時にいつも感じている事、それは不妊症に悩む方々は、心も体も疲れてしまい、ただ流れていく日常に焦りや不安を感じて、マイナスの状態にある方が多い事です。
マイナスの状態? あまりいいイメージがわかないかもしれませんが、別にプラスの状態が良いと言っているのではありません。
生きていればマイナスやプラスがあるのが自然だし、マイナスとプラスを行ったり来たりするのが、自然や生き物の本質ではないでしょうか。
夏があれば冬もある、朝があって夜が来る、オギャーと生まれて年老いていく、、、
これが自然の本質ですから、一言でいえば変化こそが自然の本質です。
ですから、たとえ不妊治療中であったとしても、マイナスに長くとどまることは、とても不自然なことです。
妊娠や出産とは、人知を超えた神秘であると同時に、科学的にはよくわからない点も多いです。
それゆえ、あいまいな部分が多いのですが、それをスピリチュアルなものに丸投げしようというのではありません。
変化こそが自然の本質ですから、マイナスに長くとどまらないようにするためには作戦が必要です。
ストレスが良くないとか、〇〇をよく食べるようにするとか、そういった個別の事でだけではなく、それらをもう少し体系的にした取り組みが必要かと思います。
体系的な取り組みとは、一つの考え方を提供するものです。
妊娠するためには、冷やしてはいけない、ストレスはいけない、運動が大切だとか、そういった個別の事を、ただ何となくに取り組むのでありません。
個別の事を体系的にすることで、行き過ぎを改め、不足を補う視点が生まれます。
漢方生活についての基本的な考えを理解するために、下の図を見てください。

休養・食事・運動・心・環境の相互のバランスの上に、人の健康はある程度の幅をもって保たれています。
詳細は今後になりますが、この図に書かれた5個の視点を、日常生活の中で意識することが、漢方生活です。
過剰を改め、不足を補うことで、体に残る妊娠しやすさを引き出すというのが、漢方生活の目的です。
漢方が病気と対峙するとき、自然治癒力を引き出すことに力点が置かれるように、不妊症にも、妊娠しやすさを引き出すことに重きを置いているのです。
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
卵巣年齢が高い方、治療のステップアップを考えている方
不妊治療に行き詰っている、少しでも早く結果を出したい方
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お二人にもかけがえのない幸せが訪れますように
