2016年09月07日
卵胞期の過ごし方 養生編
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。

卵胞期とは、質のいい卵子を育てる力を高める時期です。
良質なたんぱく質を積極的に摂ることで、卵を育てるのですが、それ以外の生活養生も大切です。
今日は、卵胞期の過ごし方についてのお話です。

生理が終わり、排卵までの期間である卵胞期は、卵子を育てるために、良質なたんぱく質を積極的に摂ることが大切です。
しかし、本当に大切なのは、それらが体の中に吸収されて、しっかりと利用されることです。
東洋医学では、食べることを通じて、体に栄養を補給すると、栄養分から体に必要な『気血』が生まれ、体の中を巡るという考えがあります。
気血は、妊娠やその維持にたくさん必要とされる一方で、体をいたわりすぎたり、活動量が不足するなどで、すぐに滞ってしまうものと考えられています。
卵胞期は、卵の成長のために、気血の流れをより充実したものにする必要があります。
気血は、全身を巡ることによって機能するとの考えがあるため、ただ栄養をしっかるとるだけでは、十分に栄養が利用されているとは言えないというのが、東洋医学的発想ですね。
つまり、栄養素がしっかりと消化管から吸収されて、血流を通じて、それらが全身にくまなく循環していることが大切なのです。
*冷えやストレス、睡眠不足も気血の流れを悪くするとされています。
そのために、具体的には、卵胞期は身体を動かして血流をアップさせます。
妊活中や不妊治療中は、ついつい体のためを思って運動不足になりがちです。
手軽にできるストレッチングや、ウォーキングなどの有酸素運動を疲れが残らない程度に続けることで、気血の滞りを解消し、血流改善を図ります。
ポイント下半身です。

普段は、内臓や脳などに片寄る血流を、下半身を動かすことで引き下ろし、血液(気血)の交通を盛んにさせます。
下半身と上半身は、骨盤を境にしていますので、下半身の運動を通じて、卵巣や子宮のある骨盤内血流が盛んになるというイメージです。
妊娠中や出産では、おもに下半身や体幹の筋肉が大切です。
妊娠中から出産、育児にかけては、体力勝負の部分がありますので、その時に備えての体力作りだと思って取り組まれると良いでしょう。
普段の買い物を歩いて行く、ちょっと面倒でも階段を使うなど、日常的な生活の中で、下半身に負荷をかける工夫が見つかればいいですね。
まとめ:
卵胞期はウォーキングなどの下半身の運動をして、骨盤内の血流改善をしよう!卵の発育のため、妊娠や出産に向けた体力アップ、気分転換にもなります。
今日もご愛読ありがとうございました(^_^.)
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
卵巣年齢が高い方、治療のステップアップを考えている方
不妊治療に行き詰っている、少しでも早く結果を出したい方
お気軽にご相談ください♪

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お二人にもかけがえのない幸せが訪れますように

2016年07月23日
妊娠力を高める漢方生活
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
今日は、妊娠力を高める漢方生活についてのお話です。
私が漢方相談をしている時にいつも感じている事、それは不妊症に悩む方々は、心も体も疲れてしまい、ただ流れていく日常に焦りや不安を感じて、マイナスの状態にある方が多い事です。
マイナスの状態? あまりいいイメージがわかないかもしれませんが、別にプラスの状態が良いと言っているのではありません。
生きていればマイナスやプラスがあるのが自然だし、マイナスとプラスを行ったり来たりするのが、自然や生き物の本質ではないでしょうか。
夏があれば冬もある、朝があって夜が来る、オギャーと生まれて年老いていく、、、
これが自然の本質ですから、一言でいえば変化こそが自然の本質です。
ですから、たとえ不妊治療中であったとしても、マイナスに長くとどまることは、とても不自然なことです。
妊娠や出産とは、人知を超えた神秘であると同時に、科学的にはよくわからない点も多いです。
それゆえ、あいまいな部分が多いのですが、それをスピリチュアルなものに丸投げしようというのではありません。
変化こそが自然の本質ですから、マイナスに長くとどまらないようにするためには作戦が必要です。
ストレスが良くないとか、〇〇をよく食べるようにするとか、そういった個別の事でだけではなく、それらをもう少し体系的にした取り組みが必要かと思います。
体系的な取り組みとは、一つの考え方を提供するものです。
妊娠するためには、冷やしてはいけない、ストレスはいけない、運動が大切だとか、そういった個別の事を、ただ何となくに取り組むのでありません。
個別の事を体系的にすることで、行き過ぎを改め、不足を補う視点が生まれます。
漢方生活についての基本的な考えを理解するために、下の図を見てください。

休養・食事・運動・心・環境の相互のバランスの上に、人の健康はある程度の幅をもって保たれています。
詳細は今後になりますが、この図に書かれた5個の視点を、日常生活の中で意識することが、漢方生活です。
過剰を改め、不足を補うことで、体に残る妊娠しやすさを引き出すというのが、漢方生活の目的です。
漢方が病気と対峙するとき、自然治癒力を引き出すことに力点が置かれるように、不妊症にも、妊娠しやすさを引き出すことに重きを置いているのです。
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
卵巣年齢が高い方、治療のステップアップを考えている方
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お二人にもかけがえのない幸せが訪れますように
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
今日は、妊娠力を高める漢方生活についてのお話です。
私が漢方相談をしている時にいつも感じている事、それは不妊症に悩む方々は、心も体も疲れてしまい、ただ流れていく日常に焦りや不安を感じて、マイナスの状態にある方が多い事です。
マイナスの状態? あまりいいイメージがわかないかもしれませんが、別にプラスの状態が良いと言っているのではありません。
生きていればマイナスやプラスがあるのが自然だし、マイナスとプラスを行ったり来たりするのが、自然や生き物の本質ではないでしょうか。
夏があれば冬もある、朝があって夜が来る、オギャーと生まれて年老いていく、、、
これが自然の本質ですから、一言でいえば変化こそが自然の本質です。
ですから、たとえ不妊治療中であったとしても、マイナスに長くとどまることは、とても不自然なことです。
妊娠や出産とは、人知を超えた神秘であると同時に、科学的にはよくわからない点も多いです。
それゆえ、あいまいな部分が多いのですが、それをスピリチュアルなものに丸投げしようというのではありません。
変化こそが自然の本質ですから、マイナスに長くとどまらないようにするためには作戦が必要です。
ストレスが良くないとか、〇〇をよく食べるようにするとか、そういった個別の事でだけではなく、それらをもう少し体系的にした取り組みが必要かと思います。
体系的な取り組みとは、一つの考え方を提供するものです。
妊娠するためには、冷やしてはいけない、ストレスはいけない、運動が大切だとか、そういった個別の事を、ただ何となくに取り組むのでありません。
個別の事を体系的にすることで、行き過ぎを改め、不足を補う視点が生まれます。
漢方生活についての基本的な考えを理解するために、下の図を見てください。

休養・食事・運動・心・環境の相互のバランスの上に、人の健康はある程度の幅をもって保たれています。
詳細は今後になりますが、この図に書かれた5個の視点を、日常生活の中で意識することが、漢方生活です。
過剰を改め、不足を補うことで、体に残る妊娠しやすさを引き出すというのが、漢方生活の目的です。
漢方が病気と対峙するとき、自然治癒力を引き出すことに力点が置かれるように、不妊症にも、妊娠しやすさを引き出すことに重きを置いているのです。
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