2017年05月14日
便秘の漢方相談
便秘は、大便が硬く不通となり、排便時間が長くなり、時に便意はあるもののスムーズに排泄できない状態を言います。
一般的な症状で、多くの急性病や慢性病の中に見られますが、漢方では安易に便秘薬に頼るのではなく、少し独特なとらえかたで解釈して便秘を改善していきます。

この空の様にスッキリとした便通を心がけたいものです(富士山本宮浅間大社にて)
その代表的な切り口として、
①腸の動きの異常
②腸や便の潤いの異常
があります。
まずは、腸の動きの異常として現れる便秘です。
腸の蠕動運動の低下ですから、漢方でいう所の気の巡りの悪さによって便秘に至ったと考え、これを『気秘』と呼ぶこともあります。
便秘になる腸の動きの低下には、身体の冷えや熱、ストレスなどの影響が考えられています。
一方で、腸や便の潤いの異常は、腸そのものの機能よりも、腸内環境や便の性状に問題意識があります。
漢方では、便は腸の中を滑る様にして移動するという発想があるため、便や腸は、常に程よく潤っている必要があると考えます。
暑がる体質の人は、腸が乾きやすいだろうと言えますし、寝不足による消耗や栄養不足も腸や便を乾かすと言えます。
酒や辛温厚味を好む、風邪やストレスによる発熱、過度な発汗による脱水、生理前や更年期障害などによるのぼせやほてりなども、傾向として熱を体にこもらせるので、腸や便の潤い不足につながりやすいです。
以上のように、
腸の動きの異常に関しては、体質的な寒熱バランスの異常や、ストレスなどに原因を求め
便や腸の潤いの異常に関しては、生活習慣や食生活、体質的な熱を背景にした腸管や便の乾きに原因を求めます。
寒熱燥湿のバランスを、腸の働き(陽的な側面)と、腸や便の環境に(陰的側面)またがって上手に陰陽をバランスさせることで、便秘を改善していきます
。
暑がりや寒がり、身体が潤っているのか乾いているのか? この漢方の独特な物差しで体質を見ると、慢性便秘ほどこの傾向ははっきりとみられます。
お気軽にご相談ください(^_^.)
今日もご愛読ありがとうございました(^_^.)
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
いつまでも長引く不調がなかなか治らず、どこに相談してよいかわからない方
いつまでも健康で若々しくいたいと願う方
お気軽にご相談ください♪
ホームページはhttp://kageyama-kusuri.jp/index.html ←こちらからどうぞ
メール又は電話0545-63-3150までご連絡ください。
影山薬局は、あなたのかかりつけ相談薬局です
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②腸や便の潤いの異常
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便秘になる腸の動きの低下には、身体の冷えや熱、ストレスなどの影響が考えられています。
一方で、腸や便の潤いの異常は、腸そのものの機能よりも、腸内環境や便の性状に問題意識があります。
漢方では、便は腸の中を滑る様にして移動するという発想があるため、便や腸は、常に程よく潤っている必要があると考えます。
暑がる体質の人は、腸が乾きやすいだろうと言えますし、寝不足による消耗や栄養不足も腸や便を乾かすと言えます。
酒や辛温厚味を好む、風邪やストレスによる発熱、過度な発汗による脱水、生理前や更年期障害などによるのぼせやほてりなども、傾向として熱を体にこもらせるので、腸や便の潤い不足につながりやすいです。

以上のように、
腸の動きの異常に関しては、体質的な寒熱バランスの異常や、ストレスなどに原因を求め
便や腸の潤いの異常に関しては、生活習慣や食生活、体質的な熱を背景にした腸管や便の乾きに原因を求めます。
寒熱燥湿のバランスを、腸の働き(陽的な側面)と、腸や便の環境に(陰的側面)またがって上手に陰陽をバランスさせることで、便秘を改善していきます

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