食べれないけど薬です。

きれいな彼岸花ですね。


別名を曼珠沙華（まんじゅしゃげ）とか幽霊花などといわれ、あまり良いイメージのないのが残念です。




国内では最多の千以上の別名、方言をもっている地味なタイトルホルダーでもあるそうです。




ユリ根のように球根（鱗茎）植物ですが、食用になるユリ根と違って、彼岸花の球根は有毒で食用にはなりません。



ただ、漢方の世界ではユリ根と同様、薬として用いられることがあります。



セキサンとか彼岸根という名前で、外用に限りむくみ、腹水、肩こり、打ち身、ねんざ、たむしなどに球根をすり潰して塗布します。（癌の腹水で水抜きに使うことは今でもあります）



時代と共に消えゆく民間療法の一つですが、滅多に日の目を見ない彼岸花にせめて一瞬の光明を！うんちくになったでしょうか？