2017年05月17日
喉のつかえ感、吐き気
喉のつまり、つかえた感じがするという訴えは女性に多く、検査をしてもはっきりとした原因が見つからず困っている方は少なくありません。
漢方では、このような症状を噎膈と呼んでいます。
噎とは(むせぶ)という意味で、ものを飲み込むときにつかえてスッキリしない感じを意味し、膈とは胃が物を受け付けずに食後すぐに吐き戻すことを指します。
何となく喉や胸のあたりがつかえて、飲食物が喉を通らず、食後すぐに吐き気がするような感じの事を指しています。

食べ物を丸呑みする鳥
には、吐き気やつかえ感などは無いのでしょうかね?
漢方では、同じような喉のつかえ感を伴う類証に梅核気(ばいかくき)と反胃(はんい)があります。
梅核気は喉のつまり感のみで嚥下困難はなく、反胃は、朝に食べたものを夕に吐くなど、食事と嘔吐までに時間経過があることが特徴です。
漢方では、つかえ感や吐き気などの喉や、食道周辺の詰まった感じがする原因を、独特な視点で物語ります。
口から取り込まれた物は、食道、胃へと下降しながら輸送されますが、そこを痰(たん)がふさぐことで、詰まった感じや、吐き気をもよおすと説明されることが多いです。
痰?と聞けば、喉に張り付く白いネバネバかと言うとそうではなく、水分代謝の失調によって生じる目には見えない概念上の病理産物のことです。
風邪の時に喉にまとわり付く有形の白い痰は、吐き出すなどして取り出してみる事が可能ですが、漢方で、目には見えないが、身体の中で物の運行を妨げ、形になるまでには至らない無形の痰というものが有ります。
あまり馴染みの無い考え方ですね。
ただ、確かなことは、体の中の水と言った場合は、正常な体の構成要素ですが、痰と表現される水よりもネバネバしたものは、病的なものであるという認識があります。
この痰が、喉や食道の辺りでつかえた感じをもたらし、時に吐き気や嘔吐を引き起こすと考えられています。
ストレスで思い悩んだり、イライラするなどによって痰を生じれば、食べ物を飲み下せなくなります。
酒の常習や、肥甘厚味(脂っこかったり甘すぎたり、味の濃い物)の過食は、痰を容易に生じます。
辛香燥熱(辛くて香りが強く、発汗や利尿などを通じて体を乾かし、スパイスのような刺激のあるもの)の常食は、身体の水分を濃縮させて痰を生じ、同時に消化管を乾かし、スムーズな嚥下を妨げるとされます。
ストレス多い人や、酒家、偏食美食家に多い症状と言えます。
この様に、消化管上部で、痰、熱、乾燥などによって引き起こされた、喉のつまり感や飲食物の下降不利は、軽症であれば、多少の養生で回復を見ます。
ところが、不調が長期に渡れば、飲食物の体への取り込みが阻滞することから、食べ物によってもたらされる元気が補充されず、いよいよ心身は枯れ、時に精神活動の不調にとどまらず、様々な全身症状へと発展することも考えられます。
たかだか喉のつかえ、吐き気と侮らず、初期のうちに養生治療することが大切ですね。
お気軽にご相談ください(^_^.)
今日もご愛読ありがとうございました(^_^.)
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
いつまでも長引く不調がなかなか治らず、どこに相談してよいかわからない方
いつまでも健康で若々しくいたいと願う方
お気軽にご相談ください♪
ホームページはhttp://kageyama-kusuri.jp/index.html ←こちらからどうぞ
メール又は電話0545-63-3150までご連絡ください。
影山薬局は、あなたのかかりつけ相談薬局です
漢方では、このような症状を噎膈と呼んでいます。
噎とは(むせぶ)という意味で、ものを飲み込むときにつかえてスッキリしない感じを意味し、膈とは胃が物を受け付けずに食後すぐに吐き戻すことを指します。
何となく喉や胸のあたりがつかえて、飲食物が喉を通らず、食後すぐに吐き気がするような感じの事を指しています。

食べ物を丸呑みする鳥

漢方では、同じような喉のつかえ感を伴う類証に梅核気(ばいかくき)と反胃(はんい)があります。
梅核気は喉のつまり感のみで嚥下困難はなく、反胃は、朝に食べたものを夕に吐くなど、食事と嘔吐までに時間経過があることが特徴です。
漢方では、つかえ感や吐き気などの喉や、食道周辺の詰まった感じがする原因を、独特な視点で物語ります。
口から取り込まれた物は、食道、胃へと下降しながら輸送されますが、そこを痰(たん)がふさぐことで、詰まった感じや、吐き気をもよおすと説明されることが多いです。
痰?と聞けば、喉に張り付く白いネバネバかと言うとそうではなく、水分代謝の失調によって生じる目には見えない概念上の病理産物のことです。
風邪の時に喉にまとわり付く有形の白い痰は、吐き出すなどして取り出してみる事が可能ですが、漢方で、目には見えないが、身体の中で物の運行を妨げ、形になるまでには至らない無形の痰というものが有ります。
あまり馴染みの無い考え方ですね。

ただ、確かなことは、体の中の水と言った場合は、正常な体の構成要素ですが、痰と表現される水よりもネバネバしたものは、病的なものであるという認識があります。
この痰が、喉や食道の辺りでつかえた感じをもたらし、時に吐き気や嘔吐を引き起こすと考えられています。
ストレスで思い悩んだり、イライラするなどによって痰を生じれば、食べ物を飲み下せなくなります。
酒の常習や、肥甘厚味(脂っこかったり甘すぎたり、味の濃い物)の過食は、痰を容易に生じます。
辛香燥熱(辛くて香りが強く、発汗や利尿などを通じて体を乾かし、スパイスのような刺激のあるもの)の常食は、身体の水分を濃縮させて痰を生じ、同時に消化管を乾かし、スムーズな嚥下を妨げるとされます。
ストレス多い人や、酒家、偏食美食家に多い症状と言えます。
この様に、消化管上部で、痰、熱、乾燥などによって引き起こされた、喉のつまり感や飲食物の下降不利は、軽症であれば、多少の養生で回復を見ます。
ところが、不調が長期に渡れば、飲食物の体への取り込みが阻滞することから、食べ物によってもたらされる元気が補充されず、いよいよ心身は枯れ、時に精神活動の不調にとどまらず、様々な全身症状へと発展することも考えられます。
たかだか喉のつかえ、吐き気と侮らず、初期のうちに養生治療することが大切ですね。
お気軽にご相談ください(^_^.)
今日もご愛読ありがとうございました(^_^.)
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
いつまでも長引く不調がなかなか治らず、どこに相談してよいかわからない方
いつまでも健康で若々しくいたいと願う方
お気軽にご相談ください♪

ホームページはhttp://kageyama-kusuri.jp/index.html ←こちらからどうぞ
メール又は電話0545-63-3150までご連絡ください。
影山薬局は、あなたのかかりつけ相談薬局です
漢方薬で不妊症を治療したいとお考えの方お気軽にご相談ください。
影山薬局ホームページでもっと詳しく知りたい方はこちらへ漢方薬影山薬局
お問い合わせはこちらから
↓↓↓ブログランキングに参加しています。ご支援のクリックをお願いします☆彡↓↓↓


人気ブログランキングへ
漢方薬影山薬局へのアクセスはこちら↓↓↓☆彡
影山薬局ホームページでもっと詳しく知りたい方はこちらへ漢方薬影山薬局
お問い合わせはこちらから
↓↓↓ブログランキングに参加しています。ご支援のクリックをお願いします☆彡↓↓↓


人気ブログランキングへ
漢方薬影山薬局へのアクセスはこちら↓↓↓☆彡
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。