2017年07月14日
疲れの漢方相談
疲れ、疲労倦怠で悩む方は少なくありません。
寝れば回復する疲労は特別問題がありません.
一方で寝不足が原因の疲労は、何かの治療というよりは不足している休息をしっかりとることを優先すべきです。
活動を陽、休息を陰としたとき、陰陽は調和されるべきで、偏盛偏衰しないよう生活を整える必要があります。
したがって、疲労を回復しようと試みる時には、活動量やストレス量に応じた休息を前提にして、その上で体質的な歪みを是正していくことになります。

薬食同源:漢方の古い書物に登場する言葉です。
とは言っても、中々休みが取れなかったり、ストレスが過大だったりとするのが現代人ですね。
疲労を何とかしたい、そのあたりを漢方がどう捉えているのかを考えてみます。
疲労と言うと、身体のエネルギー不足の状態で、漢方では気虚(ききょ)という状態です。
気が虚しているから、不足している気を補うために、補気(ほき)という方法をとります。
例えば、栄養剤を摂ったりスタミナの付く食材を利用するなどは、補気の一つの方法だと言えますが、このくらいは疲れている人は誰でも試しています。
不足を補うことは、とても簡便な方法ですが、それでも疲労から回復できない場合は手詰まりです。
漢方では、疲労した状態に気虚があり、気が不足した状態を、気の生成の仕組みから紐解いていきます。
気は、主に飲食物から消化器の作用によって取り出される(水穀の気:主には栄養)と、呼吸から得られる(天の気:主には酸素)が、混じりあうことで元気(体を動かすおおもとの気)が作られると解説されます。
水穀の気を作り出す場所を脾(ひ)と呼び、その働きは、生理学的には主に、胃腸の消化や吸収機能、肝臓の合成機能に相当します。
ですから、胃腸機能の失調や、肝臓への負担を増やす事は、水穀の気の生成に障ると考えられます。
一方の呼吸から得られる天の気を体へ取り込む場所は、肺になります。
呼吸が浅くなるような緊張を強いられたり、身体を動かすことが少ないことによる換気不足、風邪や喘息などの呼吸器の病気は、天の気の取り込み不足を起こします。酸素は無限にあるのに、取り込めていない状態です。
水穀の気と天の気は、元気の両輪をなしますが、気の生成の過程では、五臓の腎の働きも重要です。
腎とは命のエッセンスの様なものだと考えられており、その働きを腎気や腎陽などと呼びます。
久しく続く病気や、過労では、腎気は大きく棄損され、加齢も腎気を小さくします。
気の生成の過程では、機能の主体は脾や肺にありますが、その機能の規模の大元を決定しているのは腎です。
よって、疲労を見た時に、肺や脾といった気の生成に関する実働的な機能の異常なのか、腎気の弱さを背景にしているのか、その軽重を個々に判断する必要がありそうです。
ここまで来ると、疲労(気虚)には、気の生成と言う機能面をさす陽的側面と、栄養や呼吸といった物質供給である陰的側面に配慮する必要があると理解できます。
単純に栄養を補給するだけで中々回復しないようなら、気の生成の過程に踏み込んだ加療が必要となるでしょう。
また、気虚はエネルギーの消耗、つまり活動(陽)を背景にしたものであり、それを回復させる休養(陰)とのアンバランスで生じた不足(虚)です。
疲れを回復していくためには、頑張り過ぎない、休み過ぎない、頑張り過ぎたらしっかり休むことを基本としながら、肺や脾、腎の働きを陰陽のそれぞれの側面から調和させていく事になります。
お気軽にご相談ください(^_^.)
今日もご愛読ありがとうございました(^_^.)
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
いつまでも長引く不調がなかなか治らず、どこに相談してよいかわからない方
いつまでも健康で若々しくいたいと願う方
お気軽にご相談ください♪
ホームページはhttp://kageyama-kusuri.jp/index.html ←こちらからどうぞ
メール又は電話0545-63-3150までご連絡ください。
影山薬局は、あなたのかかりつけ相談薬局です
寝れば回復する疲労は特別問題がありません.
一方で寝不足が原因の疲労は、何かの治療というよりは不足している休息をしっかりとることを優先すべきです。
活動を陽、休息を陰としたとき、陰陽は調和されるべきで、偏盛偏衰しないよう生活を整える必要があります。
したがって、疲労を回復しようと試みる時には、活動量やストレス量に応じた休息を前提にして、その上で体質的な歪みを是正していくことになります。
薬食同源:漢方の古い書物に登場する言葉です。
とは言っても、中々休みが取れなかったり、ストレスが過大だったりとするのが現代人ですね。
疲労を何とかしたい、そのあたりを漢方がどう捉えているのかを考えてみます。
疲労と言うと、身体のエネルギー不足の状態で、漢方では気虚(ききょ)という状態です。
気が虚しているから、不足している気を補うために、補気(ほき)という方法をとります。
例えば、栄養剤を摂ったりスタミナの付く食材を利用するなどは、補気の一つの方法だと言えますが、このくらいは疲れている人は誰でも試しています。
不足を補うことは、とても簡便な方法ですが、それでも疲労から回復できない場合は手詰まりです。
漢方では、疲労した状態に気虚があり、気が不足した状態を、気の生成の仕組みから紐解いていきます。
気は、主に飲食物から消化器の作用によって取り出される(水穀の気:主には栄養)と、呼吸から得られる(天の気:主には酸素)が、混じりあうことで元気(体を動かすおおもとの気)が作られると解説されます。
水穀の気を作り出す場所を脾(ひ)と呼び、その働きは、生理学的には主に、胃腸の消化や吸収機能、肝臓の合成機能に相当します。
ですから、胃腸機能の失調や、肝臓への負担を増やす事は、水穀の気の生成に障ると考えられます。
一方の呼吸から得られる天の気を体へ取り込む場所は、肺になります。
呼吸が浅くなるような緊張を強いられたり、身体を動かすことが少ないことによる換気不足、風邪や喘息などの呼吸器の病気は、天の気の取り込み不足を起こします。酸素は無限にあるのに、取り込めていない状態です。
水穀の気と天の気は、元気の両輪をなしますが、気の生成の過程では、五臓の腎の働きも重要です。
腎とは命のエッセンスの様なものだと考えられており、その働きを腎気や腎陽などと呼びます。
久しく続く病気や、過労では、腎気は大きく棄損され、加齢も腎気を小さくします。
気の生成の過程では、機能の主体は脾や肺にありますが、その機能の規模の大元を決定しているのは腎です。
よって、疲労を見た時に、肺や脾といった気の生成に関する実働的な機能の異常なのか、腎気の弱さを背景にしているのか、その軽重を個々に判断する必要がありそうです。
ここまで来ると、疲労(気虚)には、気の生成と言う機能面をさす陽的側面と、栄養や呼吸といった物質供給である陰的側面に配慮する必要があると理解できます。
単純に栄養を補給するだけで中々回復しないようなら、気の生成の過程に踏み込んだ加療が必要となるでしょう。
また、気虚はエネルギーの消耗、つまり活動(陽)を背景にしたものであり、それを回復させる休養(陰)とのアンバランスで生じた不足(虚)です。
疲れを回復していくためには、頑張り過ぎない、休み過ぎない、頑張り過ぎたらしっかり休むことを基本としながら、肺や脾、腎の働きを陰陽のそれぞれの側面から調和させていく事になります。
お気軽にご相談ください(^_^.)
今日もご愛読ありがとうございました(^_^.)
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
いつまでも長引く不調がなかなか治らず、どこに相談してよいかわからない方
いつまでも健康で若々しくいたいと願う方
お気軽にご相談ください♪

ホームページはhttp://kageyama-kusuri.jp/index.html ←こちらからどうぞ
メール又は電話0545-63-3150までご連絡ください。
影山薬局は、あなたのかかりつけ相談薬局です
漢方薬で不妊症を治療したいとお考えの方お気軽にご相談ください。
影山薬局ホームページでもっと詳しく知りたい方はこちらへ漢方薬影山薬局
お問い合わせはこちらから
↓↓↓ブログランキングに参加しています。ご支援のクリックをお願いします☆彡↓↓↓


人気ブログランキングへ
漢方薬影山薬局へのアクセスはこちら↓↓↓☆彡
影山薬局ホームページでもっと詳しく知りたい方はこちらへ漢方薬影山薬局
お問い合わせはこちらから
↓↓↓ブログランキングに参加しています。ご支援のクリックをお願いします☆彡↓↓↓


人気ブログランキングへ
漢方薬影山薬局へのアクセスはこちら↓↓↓☆彡
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。