卵巣萎縮を指摘されたのちの、うれしい妊娠報告

いつもご愛読ありがとうございます。

富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局　漢方薬剤師の影山です。



妊娠とは本当に不思議なことだと思います。


Ａさん（３０歳）は、10代から悩まされた生理不順、無月経で、一度20歳の頃に、影山薬局で漢方薬を服用していました。


ただ、その当時のＡさんには、漢方薬の味がどうしても無理だったようで、服薬を休止されていました。


20代は、ホルモン剤で生理を起こしていましたが、30歳の婦人科健診で


『子宮と卵巣が委縮している』と指摘され、約10年ぶりに不妊症漢方薬に覚悟を決めて再挑戦です







子宮や卵巣が委縮しているというのは、どの程度のものだったのかは解りませんが、一般に更年期以降の閉経した女性が、女性ホルモンの低下とともに陥る状態と考えられるので、30歳でその状態だというのは、とても不自然なことです。


その不自然な状態を、漢方薬で立て直すこと約半年、ようやく初めての自然排卵が確認されたのち、すぐに妊娠の報告を頂きました。


漢方薬でやったことと言えば、子宮になるべく血を集め、貧血気味だった血液を増やし、下腹部を温める薬を用いただけです。


本来は、自然な流れとして、女性ホルモンがやっていることを、漢方薬で代用しただけです。


半年間、漢方薬でも全く排卵の兆しはありませんでしたが、眠っていた卵巣が、突然スイッチが入ったように排卵したのちに、妊娠に至りました。


筆者の経験上、不妊症漢方処方をあと一年は継続し、その後に不妊治療と並行し、排卵誘発剤を使いながら、ホルモン周期での妊娠の可能性を想定していたのですが、正直びっくり以外の何物でもないくらいの衝撃的な妊娠報告でした。


それだけＡさんは、妊娠が難しいと考えられるケースでした。


冒頭、妊娠とは本当に不思議なものだと言いましたが、Ａさんに限らず、不妊症漢方相談に来られる方の妊娠、出産は、いずれもドラマチックなものになります。


皆さん、本当に苦労しています。色んな事情を抱えています。


それが報われる日が来るように、サポートしていくのが私の仕事だと強く感じた一例でした





今日もご愛読ありがとうございました(^_^.)

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お二人にもかけがえのない幸せが訪れますように