2017年12月22日
【漢方生活のススメ】物が増えてしまう理由を考えよう
身の回りの物は、油断をしてますとどんどんと増えていってしまいますね。
物の多少に善悪はありません。それらが必要にして今の状態があるのなら、生活に見合った物の所有量という事です。
ただ、どうして油断をしていると物が必要以上に増えてしまうのか?不思議な現象です。
今回は、物が増えてしまう理由について、漢方生活の視点で明らかにしていきます。
漢方では捨補(しゃほ)という考えが有りまして、これは『捨てる』と『補う』をくっつけた言葉になります
(注:捨には瀉という漢字を使うことがありますが、捨てるという意味は同じです)
捨補とは、不要なものは捨てて、不足するものは補うという意味です。
ここでは、解りやすく例えて、お家から出ていくものが捨、お家に入ってくるものを補とします。
すると、捨と補のバランスによって、所有する物の量が変化していく様子が分かります。
捨補に関する詳しい記事>>>こちらも参考にどうぞ
ここで、補についてもう一度確認です。
補とは、不足するものを補うという意味でしたね。
もし、不足した以上に補ってしまったら、、、、それは補とは言えません。
また、必要でない物が入ってきた場合も補ではありません。
漢方生活ではこれらのことを『外邪』(がいじゃ)と呼びます。
外邪とは、外からくる不必要な物という意味になります。
どうしても適当な言葉がないので、漢方に出てくる邪という言葉を使っています。邪と聞くと邪悪とか邪気など悪いものを連想しますが、ここでは善悪を持ち込まず、必要でない物というイメージです。
必要や不必要に善悪を当てはめると、生活が委縮して変化に乏しくなってしまうからです。
(ただし、治療における漢方では、外邪とはウイルスや病原菌を意味する悪いイメージ、排除すべき対象としてとらえています。)
次に、外邪について具体的な例を上げます。
まずは必要以上に補ってしまうケース
必要以上のまとめ買い
必要以上の頂き物
用途が同じものを必要以上に買う又は頂く があります。
必要以上のまとめ買いは、どうせ使うから今のうちに買っておこうとすると起きやすくなります。安く購入出来たり、買い物の手間を減らせるというメリットもありますが、必要量を超えた購入は、保管スペースだけでなく、保管に伴う物への気配りも増やします。
必要以上の頂き物は、タオル、ボールペン、食器類など、必要ではあるけれど、すでに持っていて充分足りているような物で起こりやすくなります。
用途が同じものを必要以上に持つ、これは道具でよく起こります。道具は捨てる事があまりないので、知らず知らずのうちに増えてしまいます。
この様に、いくつかの理由で必要以上に物が増えていきます。
繰り返しになりますが、必要以上に物を持つことに善悪はありません。ただ、物が増えていく過程を分析的に観察すると、物を増やさない、あるいは減らしていこうとする時のヒントになるとお考え下さい。
次に、外邪のもう一つ、必要でない物がお家に入ってくるケースです。
お家に持ち込まれるすべての物が必要なら良いのですが、必ずしもそうではありません。
自分にとっては必要のないDMやチラシの類い、使わないサンプルなどがあります。
もちろん必要のない物すべてを排除する必要はありません。不必要な物の中にも必要の種が隠れていることもあるからです。
ここまでをまとめてみますと
お家への物の流入は、不足を補う『補』と不必要な流入である『外邪』があり
お家への物の流出は、不要を捨てる『捨』があります。
補+外邪による流入量と、捨による流出量のバランスを調節することで、適切なものの所有量が決まります。
補は必要に迫られて流入し、外邪は必要がないのに流入してくるため、捨に意識的な働きかけをしないと、容易に 補+外邪>捨 になり、物が身の回りに増えてくるという事が起きます。
漢方生活では、物の動きに対してこのような分析的視点をもっています。
物は増えたり減ったり変化をしますが、ご自分の物について当てはめて考えてみると、色々な発見があるかもしれませんね。
まとめ
不足を補う事を補と呼ぶ
不足以上に補ったり、必要がないのに流入してくるものを外邪と呼ぶ
物の流入には補と外邪があり、流出には捨がある
補+外邪>捨になりやすい
物の多少に善悪はありません。それらが必要にして今の状態があるのなら、生活に見合った物の所有量という事です。
ただ、どうして油断をしていると物が必要以上に増えてしまうのか?不思議な現象です。
今回は、物が増えてしまう理由について、漢方生活の視点で明らかにしていきます。
漢方では捨補(しゃほ)という考えが有りまして、これは『捨てる』と『補う』をくっつけた言葉になります
(注:捨には瀉という漢字を使うことがありますが、捨てるという意味は同じです)
捨補とは、不要なものは捨てて、不足するものは補うという意味です。
ここでは、解りやすく例えて、お家から出ていくものが捨、お家に入ってくるものを補とします。
すると、捨と補のバランスによって、所有する物の量が変化していく様子が分かります。
捨補に関する詳しい記事>>>こちらも参考にどうぞ
ここで、補についてもう一度確認です。
補とは、不足するものを補うという意味でしたね。
もし、不足した以上に補ってしまったら、、、、それは補とは言えません。
また、必要でない物が入ってきた場合も補ではありません。
漢方生活ではこれらのことを『外邪』(がいじゃ)と呼びます。
外邪とは、外からくる不必要な物という意味になります。
どうしても適当な言葉がないので、漢方に出てくる邪という言葉を使っています。邪と聞くと邪悪とか邪気など悪いものを連想しますが、ここでは善悪を持ち込まず、必要でない物というイメージです。
必要や不必要に善悪を当てはめると、生活が委縮して変化に乏しくなってしまうからです。
(ただし、治療における漢方では、外邪とはウイルスや病原菌を意味する悪いイメージ、排除すべき対象としてとらえています。)
次に、外邪について具体的な例を上げます。
まずは必要以上に補ってしまうケース
必要以上のまとめ買い
必要以上の頂き物
用途が同じものを必要以上に買う又は頂く があります。
必要以上のまとめ買いは、どうせ使うから今のうちに買っておこうとすると起きやすくなります。安く購入出来たり、買い物の手間を減らせるというメリットもありますが、必要量を超えた購入は、保管スペースだけでなく、保管に伴う物への気配りも増やします。
必要以上の頂き物は、タオル、ボールペン、食器類など、必要ではあるけれど、すでに持っていて充分足りているような物で起こりやすくなります。
用途が同じものを必要以上に持つ、これは道具でよく起こります。道具は捨てる事があまりないので、知らず知らずのうちに増えてしまいます。
この様に、いくつかの理由で必要以上に物が増えていきます。
繰り返しになりますが、必要以上に物を持つことに善悪はありません。ただ、物が増えていく過程を分析的に観察すると、物を増やさない、あるいは減らしていこうとする時のヒントになるとお考え下さい。
次に、外邪のもう一つ、必要でない物がお家に入ってくるケースです。
お家に持ち込まれるすべての物が必要なら良いのですが、必ずしもそうではありません。
自分にとっては必要のないDMやチラシの類い、使わないサンプルなどがあります。
もちろん必要のない物すべてを排除する必要はありません。不必要な物の中にも必要の種が隠れていることもあるからです。
ここまでをまとめてみますと
お家への物の流入は、不足を補う『補』と不必要な流入である『外邪』があり
お家への物の流出は、不要を捨てる『捨』があります。
補+外邪による流入量と、捨による流出量のバランスを調節することで、適切なものの所有量が決まります。
補は必要に迫られて流入し、外邪は必要がないのに流入してくるため、捨に意識的な働きかけをしないと、容易に 補+外邪>捨 になり、物が身の回りに増えてくるという事が起きます。
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物は増えたり減ったり変化をしますが、ご自分の物について当てはめて考えてみると、色々な発見があるかもしれませんね。
まとめ
不足を補う事を補と呼ぶ
不足以上に補ったり、必要がないのに流入してくるものを外邪と呼ぶ
物の流入には補と外邪があり、流出には捨がある
補+外邪>捨になりやすい
漢方薬で不妊症を治療したいとお考えの方お気軽にご相談ください。
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Posted by 影山敏崇 at 14:36│Comments(0)
│漢方生活のススメ
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