2016年08月05日
不妊治療中のタバコ喫煙について
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
不妊治療中の喫煙は、睡眠へのリスクや、妊娠・出産におけるリスクとどの程度関係するでしょうか?
妊活世代の喫煙率は以下の通りです。
厚生労働省国民健康栄養調査にもとづく成人女性の喫煙率は
平成25年において
20代 12・7%
30代 12.0%
40代 12.4% とあります
成人男性においては同じく平成25年において
20代 36.3%
30代 44.0%
40代 39.5% です
調査機関によって多少の誤差はありますが、おおむね喫煙率は、近年低下傾向にあるようです。
筆者が不妊症漢方相談において、問診による喫煙調査をしても、大体同じくらいの結果だったと記憶しています。
喫煙は、数えきれないくらいの化学物質を体内に取り込むことになるのですが、主な成分にニコチンがあります。
タバコに含まれるニコチンは、交感神経の働きを高め、睡眠を障害することが知られています。効果は、吸入直後からから現れ、数時間持続してしまうため、就寝前や、途中で目が覚めた時の喫煙は、睡眠の妨げになります。
ニコチンは、リラックス作用があるため、不妊症や妊活中に伴うストレス解消にと、ついつい喫煙が増えてしまう方がいますが、リラックス効果は急速に消えてしまい、覚醒作用のみが数時間持続します
(睡眠障害の対応と治療ガイドライン:じほう を参考)
眠りの妨げになるという事で、男性女性共に、妊活中においても喫煙は控えた方が良いでしょう
次に、ニコチンが妊娠に及ぼす影響について考えてみます。
禁煙補助ガムのニコレット®という医薬品ががありますが、主成分は、タバコと同じくニコチンです。
こちらの添付文書では、使用してはいけない項目に
『妊娠または妊娠していると思われる人』との記載があります。
医療用の禁煙補助薬の『ニコチネル』ノバルティス社 は、ニコチンを含んだシール状のお薬です。
こちらの添付文書においては、禁忌(使用してはいけない患者)の項目に
『妊婦または妊娠している可能性のある婦人、授乳婦(動物で催奇形性および乳汁中移行が報告されている)』とあります。
また、国内たばこ事業を行うJTは、自社サイト内で以下のような見解を示しています。
厚生労働省は、「21世紀における国民健康づくり運動」において、たばこは、肺がん、心筋梗塞等の虚血性心疾患、肺気腫等の慢性閉塞性肺疾患など多くの疾病や、低出生体重児、流・早産など妊娠に関連した異常の危険因子 であるとしています。私たちも、喫煙は特定の疾病(妊娠に関連した異常を含む)のリスクを高めると認識しています。また、喫煙とそれらの疾病との関連を具体的に解明するため、今後の更なる研究が必要と考えています。
喫煙は、ニコチン依存を治療する医療側と、たばこ事業を営む企業側の両者から、睡眠障害だけでなく、妊娠に関連するリスクを高める因子として認識されています。
男性側の不妊原因に、精子の異常がありますが、タバコそのものや、ニコチンが精子の異常を引き起こす可能性が、示唆されています。
タバコの精子に対するリスクが表示されたイギリスのタバコ写真がありました。
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1236340502743.html

「Smoking can damage the sperm and decreases fertility 」
(喫煙は精子にダメージを与え、受精率を低下させます)
というメッセージが添えられています。
日本のタバコでは見たことない表示ですね
喫煙が、妊活中の体や胎児、あるいは自身の健康に良くないことは、他ならぬ喫煙者が一番よく知っています。
妊活中であっても、本当は止めたいのに止められない方がたくさんいます。
筆者は、不妊症漢方相談において、喫煙者に喫煙のリスクを理解していただき、妊活に向けた主体的な意思決定をサポートすることを大切にしています。
タバコ体に良くない→だから禁煙する という簡単な図式ではないですから。
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
卵巣年齢が高い方、治療のステップアップを考えている方
不妊治療に行き詰っている、少しでも早く結果を出したい方
お気軽にご相談ください♪
ホームページはhttp://kageyama-kusuri.jp/index.html ←こちらからどうぞ
メール又は電話0545-63-3150までご連絡ください。
お二人にもかけがえのない幸せが訪れますように
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
不妊治療中の喫煙は、睡眠へのリスクや、妊娠・出産におけるリスクとどの程度関係するでしょうか?
妊活世代の喫煙率は以下の通りです。
厚生労働省国民健康栄養調査にもとづく成人女性の喫煙率は
平成25年において
20代 12・7%
30代 12.0%
40代 12.4% とあります

成人男性においては同じく平成25年において
20代 36.3%
30代 44.0%
40代 39.5% です

調査機関によって多少の誤差はありますが、おおむね喫煙率は、近年低下傾向にあるようです。
筆者が不妊症漢方相談において、問診による喫煙調査をしても、大体同じくらいの結果だったと記憶しています。
喫煙は、数えきれないくらいの化学物質を体内に取り込むことになるのですが、主な成分にニコチンがあります。
タバコに含まれるニコチンは、交感神経の働きを高め、睡眠を障害することが知られています。効果は、吸入直後からから現れ、数時間持続してしまうため、就寝前や、途中で目が覚めた時の喫煙は、睡眠の妨げになります。
ニコチンは、リラックス作用があるため、不妊症や妊活中に伴うストレス解消にと、ついつい喫煙が増えてしまう方がいますが、リラックス効果は急速に消えてしまい、覚醒作用のみが数時間持続します
(睡眠障害の対応と治療ガイドライン:じほう を参考)
眠りの妨げになるという事で、男性女性共に、妊活中においても喫煙は控えた方が良いでしょう

次に、ニコチンが妊娠に及ぼす影響について考えてみます。
禁煙補助ガムのニコレット®という医薬品ががありますが、主成分は、タバコと同じくニコチンです。
こちらの添付文書では、使用してはいけない項目に
『妊娠または妊娠していると思われる人』との記載があります。
医療用の禁煙補助薬の『ニコチネル』ノバルティス社 は、ニコチンを含んだシール状のお薬です。
こちらの添付文書においては、禁忌(使用してはいけない患者)の項目に
『妊婦または妊娠している可能性のある婦人、授乳婦(動物で催奇形性および乳汁中移行が報告されている)』とあります。
また、国内たばこ事業を行うJTは、自社サイト内で以下のような見解を示しています。
厚生労働省は、「21世紀における国民健康づくり運動」において、たばこは、肺がん、心筋梗塞等の虚血性心疾患、肺気腫等の慢性閉塞性肺疾患など多くの疾病や、低出生体重児、流・早産など妊娠に関連した異常の危険因子 であるとしています。私たちも、喫煙は特定の疾病(妊娠に関連した異常を含む)のリスクを高めると認識しています。また、喫煙とそれらの疾病との関連を具体的に解明するため、今後の更なる研究が必要と考えています。
喫煙は、ニコチン依存を治療する医療側と、たばこ事業を営む企業側の両者から、睡眠障害だけでなく、妊娠に関連するリスクを高める因子として認識されています。
男性側の不妊原因に、精子の異常がありますが、タバコそのものや、ニコチンが精子の異常を引き起こす可能性が、示唆されています。

タバコの精子に対するリスクが表示されたイギリスのタバコ写真がありました。
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1236340502743.html

「Smoking can damage the sperm and decreases fertility 」
(喫煙は精子にダメージを与え、受精率を低下させます)
というメッセージが添えられています。
日本のタバコでは見たことない表示ですね

喫煙が、妊活中の体や胎児、あるいは自身の健康に良くないことは、他ならぬ喫煙者が一番よく知っています。
妊活中であっても、本当は止めたいのに止められない方がたくさんいます。
筆者は、不妊症漢方相談において、喫煙者に喫煙のリスクを理解していただき、妊活に向けた主体的な意思決定をサポートすることを大切にしています。
タバコ体に良くない→だから禁煙する という簡単な図式ではないですから。

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2016年08月04日
不妊治療中のカフェインについて
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
妊活中・不妊治療中は、十分な睡眠が必要ですが、睡眠をより良いものにしていくために、睡眠を妨げる原因を排除していく事も大切ですね
そこで、今回は妊活中のカフェイン摂取について考えてみましょう。
最初に結論から申し上げると、『妊活中はできるだけカフェインを摂らないようにしましょう』です。
カフェインは、覚醒作用を持つ物質ですから、ちょっと疲れた時やスッキリしたいときに頼りたくなりますね。
カフェインに頼るというよりは、カフェインを含む嗜好品に頼るというのが実際だと思いますが、日常的に飲んだり食べたりする物に含まれるありふれた物質ですので、知らず知らずのうちに摂り過ぎになる可能性があります。

カフェイン
カフェインを含むものとしては
日本茶・コーヒー・紅茶・チョコレート・ココアなどは有名ですね。
栄養剤・栄養ドリンク・エナジードリンクなどでは、特に強化して配合されているものもあります。
時々飲むものとして、風邪薬や鼻炎薬などにも含まれています。
意外と常用してしまうのが、頭痛や生理痛の時に飲む痛み止め。中にはカフェインを含むものがあります。
これらの食品や医薬品を多くとりすぎると、覚醒作用によって入眠が妨げられたり、利尿作用による尿意で睡眠が妨げられる可能性が高まります。
カフェインの覚醒作用は、摂取後30分~40分後に出現し、その作用は4~5時間程度持続します。
そのことを踏まえて、嗜好品の摂取時間を早めるなどの工夫や、カフェイン含有品の重複に気を付ける必要があります。
上記の一部は、『睡眠障害の対応と治療ガイドライン じほう』を参考にしました。
私は、不妊症漢方相談においては、カフェイン含有の嗜好品はなるべく減らし、午前中までに飲み(食べ)終えておくようにお伝えしています。
*医薬品については、状況に応じて医師や薬剤師などの専門家に相談しましょう。
一方で
妊活中、不妊治療中と言うのは、いつ赤ちゃんが出来ても良いような状態ですから、カフェインが母親や父親の睡眠にどのような影響を及ぼすかだけでなく、カフェインが、胎児にどのような影響を及ぼすかの可能性についても重要と筆者は考えます。
医療用医薬品『カフェイン水和物原末 マルイシ』の添付文書には、以下の記載がります。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
胎盤を通過し、また母乳中に容易に移行するので、 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦には長期連用を避けること
妊活中であっても、積極的に摂っていいわけではありません。
又、カフェインには利尿作用が知られていますが、カフェインの摂取量が増えると、尿にカルシウムが排泄されてしまいます。
(公益財団法人 骨粗しょう症財団HPより)
カルシウムは、胎児の体を作る重要なミネラルですので、むしろ、妊活世代は積極的に摂りたいミネラルです。
となるとやはり、カフェインは摂りすぎはよろしくありません。
また、カフェインは、胎盤を通過して胎児に移行しますが、一般にカフェインを外に追い出す力が弱いとされる胎児への影響はわかっていません。
このように、カフェインの摂取は、母親や父親となる大人の睡眠に対する影響と、胎児へ及ぶ可能性がある影響と言う視点から、摂り方を工夫しつつ、同時になるべく減らしていく方が賢明ではないでしょうか?
カフェインには、繰り返し摂取することで、軽度の依存(摂らないといられない)をつくり、容易に耐性(だんだん効かなくなってくる)が出来ます。
止めなければならない時に止められなくては困るので、妊活中から徐々に減らしていく工夫が必要ですね
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
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富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
妊活中・不妊治療中は、十分な睡眠が必要ですが、睡眠をより良いものにしていくために、睡眠を妨げる原因を排除していく事も大切ですね

そこで、今回は妊活中のカフェイン摂取について考えてみましょう。
最初に結論から申し上げると、『妊活中はできるだけカフェインを摂らないようにしましょう』です。
カフェインは、覚醒作用を持つ物質ですから、ちょっと疲れた時やスッキリしたいときに頼りたくなりますね。
カフェインに頼るというよりは、カフェインを含む嗜好品に頼るというのが実際だと思いますが、日常的に飲んだり食べたりする物に含まれるありふれた物質ですので、知らず知らずのうちに摂り過ぎになる可能性があります。

カフェイン
カフェインを含むものとしては
日本茶・コーヒー・紅茶・チョコレート・ココアなどは有名ですね。

栄養剤・栄養ドリンク・エナジードリンクなどでは、特に強化して配合されているものもあります。
時々飲むものとして、風邪薬や鼻炎薬などにも含まれています。
意外と常用してしまうのが、頭痛や生理痛の時に飲む痛み止め。中にはカフェインを含むものがあります。
これらの食品や医薬品を多くとりすぎると、覚醒作用によって入眠が妨げられたり、利尿作用による尿意で睡眠が妨げられる可能性が高まります。
カフェインの覚醒作用は、摂取後30分~40分後に出現し、その作用は4~5時間程度持続します。
そのことを踏まえて、嗜好品の摂取時間を早めるなどの工夫や、カフェイン含有品の重複に気を付ける必要があります。
上記の一部は、『睡眠障害の対応と治療ガイドライン じほう』を参考にしました。
私は、不妊症漢方相談においては、カフェイン含有の嗜好品はなるべく減らし、午前中までに飲み(食べ)終えておくようにお伝えしています。
*医薬品については、状況に応じて医師や薬剤師などの専門家に相談しましょう。

一方で
妊活中、不妊治療中と言うのは、いつ赤ちゃんが出来ても良いような状態ですから、カフェインが母親や父親の睡眠にどのような影響を及ぼすかだけでなく、カフェインが、胎児にどのような影響を及ぼすかの可能性についても重要と筆者は考えます。
医療用医薬品『カフェイン水和物原末 マルイシ』の添付文書には、以下の記載がります。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
胎盤を通過し、また母乳中に容易に移行するので、 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦には長期連用を避けること
妊活中であっても、積極的に摂っていいわけではありません。

又、カフェインには利尿作用が知られていますが、カフェインの摂取量が増えると、尿にカルシウムが排泄されてしまいます。

カルシウムは、胎児の体を作る重要なミネラルですので、むしろ、妊活世代は積極的に摂りたいミネラルです。
となるとやはり、カフェインは摂りすぎはよろしくありません。

また、カフェインは、胎盤を通過して胎児に移行しますが、一般にカフェインを外に追い出す力が弱いとされる胎児への影響はわかっていません。

このように、カフェインの摂取は、母親や父親となる大人の睡眠に対する影響と、胎児へ及ぶ可能性がある影響と言う視点から、摂り方を工夫しつつ、同時になるべく減らしていく方が賢明ではないでしょうか?
カフェインには、繰り返し摂取することで、軽度の依存(摂らないといられない)をつくり、容易に耐性(だんだん効かなくなってくる)が出来ます。
止めなければならない時に止められなくては困るので、妊活中から徐々に減らしていく工夫が必要ですね

漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
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2016年08月02日
妊活中の睡眠に関するパラダイムシフト
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
『睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分』
前回のブログではそう申し上げました。
『人それぞれでいいですよ、日中眠くなければ』という事ですが、少し乱暴な言い方ですので、その辺りの漢方的な考え方をお伝えしようと思います。
私が不妊症漢方相談で、妊活世代の女性から『一日どれくらい寝たらいいですか?』と聞かれた時に、時々お話しする内容です。
漢方には陰陽と言う言葉があります。
陰陽ですから、陰が先立って陽につながっていくという考え方です。

日付の変わる一日の始まりは夜の0時ですが、生活の実感としては、始まりは朝と考える方が多いのではないでしょうか?
起床時が一日の始まりだと考えるのが普通ですが、陰陽と言う考えでは、就寝時刻が一日の始まりとも言えます。
※陰:夜間、休息 陽:日中、活動
夜から一日が始まると考えると、ちょっと変な感じがするかもしれませんね。
ですが、陰が先で陽へとつながっていくのは、妊娠出産・育児も同じです。
胎児は、生まれるまで母親の体内で過ごし、小さいうちは両親に守られて、成長とともにその活動を外向きに広げ、やがて独り立ちしていきます。同時に、子供から大人になるにつれ、睡眠(陰)はどんどん短くなり、活動(陽)は勢いを増してきます。
この陰→陽のプロセスは逆転することはありません。
※陰:内 陽:外
種から発芽するより先に花が咲くことがないように、陰から始まり陽へとつながっていくと考えるのは、自然なことかもしれませんね。
睡眠から一日が始まると考えると、未来志向になります。
睡眠は、過去の疲れの代償ではなく、明日を元気に生きるための投資と言う見方に変わります。
妊活や不妊に伴う努力や苦労は、未来への先行投資です。
そうすると睡眠が大変重要に思えてきますね。
こんな話を漢方相談中にすると、睡眠への関心が高まり、睡眠をしっかりとったり、心や体を休ませることへ意識が向いてくる方がいます。
妊活世代は、まだまだ長い人生の前半戦、若さや忙しさからついつい休むことをおろそかにしがちです。
休むことに意識が向き、実生活で行動に反映されてくると、状況がぐっと良くなる方を多く目にしてきました。
ちょっとでも意識してくれればと思います。
睡眠時間だけで、睡眠が充分かどうかを推し量るのは難しいですね。
ですが、以下のような統計もあるので、時間と言う切り口も参考になるかもしれません。
十分休みを取っていますと言えるくらい体を休ませてあげるこが、妊活や不妊治療中は良いのではないかと筆者は考えています。
以下『睡眠障害の対応と治療ガイドライン:じほう』を参考にしています。
同著によれば、日本在住成人の調査では、睡眠時間5~8時間の人が、全体の86%を占め、平均は6.6時間です。
睡眠の満足度調査では
6~7時間睡眠 40%の人が充足している
7~8時間睡眠 31.6%の人が充足している
と答えたのに対して
5~6時間睡眠 51.1%の人が充足していない
次いで
6~7時間睡眠 27・9%の人が充足していない
と答えています。
『ちょっと休みすぎちゃったかな』くらいが丁度よいですね
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『睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分』
前回のブログではそう申し上げました。
『人それぞれでいいですよ、日中眠くなければ』という事ですが、少し乱暴な言い方ですので、その辺りの漢方的な考え方をお伝えしようと思います。
私が不妊症漢方相談で、妊活世代の女性から『一日どれくらい寝たらいいですか?』と聞かれた時に、時々お話しする内容です。
漢方には陰陽と言う言葉があります。
陰陽ですから、陰が先立って陽につながっていくという考え方です。

日付の変わる一日の始まりは夜の0時ですが、生活の実感としては、始まりは朝と考える方が多いのではないでしょうか?
起床時が一日の始まりだと考えるのが普通ですが、陰陽と言う考えでは、就寝時刻が一日の始まりとも言えます。
※陰:夜間、休息 陽:日中、活動
夜から一日が始まると考えると、ちょっと変な感じがするかもしれませんね。

ですが、陰が先で陽へとつながっていくのは、妊娠出産・育児も同じです。
胎児は、生まれるまで母親の体内で過ごし、小さいうちは両親に守られて、成長とともにその活動を外向きに広げ、やがて独り立ちしていきます。同時に、子供から大人になるにつれ、睡眠(陰)はどんどん短くなり、活動(陽)は勢いを増してきます。
この陰→陽のプロセスは逆転することはありません。
※陰:内 陽:外
種から発芽するより先に花が咲くことがないように、陰から始まり陽へとつながっていくと考えるのは、自然なことかもしれませんね。
睡眠から一日が始まると考えると、未来志向になります。

睡眠は、過去の疲れの代償ではなく、明日を元気に生きるための投資と言う見方に変わります。
妊活や不妊に伴う努力や苦労は、未来への先行投資です。
そうすると睡眠が大変重要に思えてきますね。

こんな話を漢方相談中にすると、睡眠への関心が高まり、睡眠をしっかりとったり、心や体を休ませることへ意識が向いてくる方がいます。
妊活世代は、まだまだ長い人生の前半戦、若さや忙しさからついつい休むことをおろそかにしがちです。
休むことに意識が向き、実生活で行動に反映されてくると、状況がぐっと良くなる方を多く目にしてきました。
ちょっとでも意識してくれればと思います。
睡眠時間だけで、睡眠が充分かどうかを推し量るのは難しいですね。
ですが、以下のような統計もあるので、時間と言う切り口も参考になるかもしれません。
十分休みを取っていますと言えるくらい体を休ませてあげるこが、妊活や不妊治療中は良いのではないかと筆者は考えています。
以下『睡眠障害の対応と治療ガイドライン:じほう』を参考にしています。
同著によれば、日本在住成人の調査では、睡眠時間5~8時間の人が、全体の86%を占め、平均は6.6時間です。
睡眠の満足度調査では
6~7時間睡眠 40%の人が充足している

7~8時間睡眠 31.6%の人が充足している

と答えたのに対して
5~6時間睡眠 51.1%の人が充足していない

次いで
6~7時間睡眠 27・9%の人が充足していない

と答えています。
『ちょっと休みすぎちゃったかな』くらいが丁度よいですね

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2016年07月31日
妊活中の方へ、睡眠の考え方
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
妊活・不妊治療中は、睡眠が大切
しっかり休むからこそ妊娠力は上がってくる。筆者は、不妊症漢方相談を通じてそう確信しています。
より良い睡眠については、快眠法や快眠グッズなど、様々な角度から語られていますが、具体的な方法論に入る前に大切なのが、睡眠に対する考え方ではないでしょうか?
そこで、今回は『睡眠障害の対応と治療のガイドライン:じほう』を参考に、ぐっすり眠るための心構えを、医学的な角度から考えていきましょう。
『睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分』
現在の睡眠研究においては、これが常識になっています。
今まで、良く眠りましょうね、と漢方相談時やブログでも言ってきましたが、前提として睡眠時間は人それぞれでいいんだという事です。
みんな色々でみんな良い、ですが、条件として日中の眠気で困らなければという条件を付けますよ、という事ですね。
日中、眠い眠いと言って、眠り込んでしまうようなら、睡眠時間や質について考えてみる必要があるかもしれませんが、疲れていれば長く眠るし、昼寝をしたら、夜は短く眠るというような変化を許容してくれる考えですから、気持ちが楽になりますね
これは、見方によっては、毎日睡眠100点を目指さなくてよいという事です。

不妊治療中・妊活中は色々ありますね。
基礎体温を測るのもストレスだし、判定待ちの間や、ホルモン剤を飲んだり
と、治療中は、心身ともにストレスレベルは高くなるという声を、実際よく耳にします。
始めのうちはいいのですが、だんだんと治療が長引くと、どんなに強い人でも不安や焦りは増してきます。
だから、眠れなかったりするのは当然ありますよ。
だからと言って、睡眠を適当にしていいのではなくて、私の睡眠は30点だけど、それを35点にしていくという姿勢が、妊娠しやすさを高める基本にあると筆者は考えています。
次回は、『睡眠時間は人それぞれ』の、それぞれの部分についてお話したいと思います。
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
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妊活・不妊治療中は、睡眠が大切

しっかり休むからこそ妊娠力は上がってくる。筆者は、不妊症漢方相談を通じてそう確信しています。

より良い睡眠については、快眠法や快眠グッズなど、様々な角度から語られていますが、具体的な方法論に入る前に大切なのが、睡眠に対する考え方ではないでしょうか?
そこで、今回は『睡眠障害の対応と治療のガイドライン:じほう』を参考に、ぐっすり眠るための心構えを、医学的な角度から考えていきましょう。

『睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分』
現在の睡眠研究においては、これが常識になっています。
今まで、良く眠りましょうね、と漢方相談時やブログでも言ってきましたが、前提として睡眠時間は人それぞれでいいんだという事です。
みんな色々でみんな良い、ですが、条件として日中の眠気で困らなければという条件を付けますよ、という事ですね。
日中、眠い眠いと言って、眠り込んでしまうようなら、睡眠時間や質について考えてみる必要があるかもしれませんが、疲れていれば長く眠るし、昼寝をしたら、夜は短く眠るというような変化を許容してくれる考えですから、気持ちが楽になりますね

これは、見方によっては、毎日睡眠100点を目指さなくてよいという事です。

不妊治療中・妊活中は色々ありますね。
基礎体温を測るのもストレスだし、判定待ちの間や、ホルモン剤を飲んだり

始めのうちはいいのですが、だんだんと治療が長引くと、どんなに強い人でも不安や焦りは増してきます。
だから、眠れなかったりするのは当然ありますよ。
だからと言って、睡眠を適当にしていいのではなくて、私の睡眠は30点だけど、それを35点にしていくという姿勢が、妊娠しやすさを高める基本にあると筆者は考えています。
次回は、『睡眠時間は人それぞれ』の、それぞれの部分についてお話したいと思います。
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2016年07月30日
ヒトなぜ眠るのか? 不妊症編
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
先日、大阪出張で、睡眠研究の世界的権威、筑波大学の裏出良博先生のお話を聞いてきました。
睡眠研究の権威ですから、なんとなく気難しい先生かと思いきや、優しい口調の穏やかな方でした。
あまりに穏やかな口調で、ついつい講義中の眠ってしまい
したが、とても有意義なお話が聞けました。
冗談はさておき、講義の冒頭、睡眠研究の世界的権威のお口から
『なぜ眠るのか?それは解らない』
との告白があり、睡眠は、まだまだ研究途上でわからないことが沢山あるとのことです。
起きている時には、脳は様々な活動をしているのは、経験上何となくわかりますが、睡眠中の脳はどのような働きをしているのでしょう?
裏出先生によると
睡眠中は
1、脳・感覚機能の回復
2、成長ホルモンの分泌
3、脳内の老廃物を排泄
4、ストレスの緩和
5、免疫系の調節
6、記憶の定着、消去
を主に行っているとのことでした。
なるほど、、、と言われても、少し難しいですね、、、。
普段は、睡眠中にこのような働きを脳がしているということは、意識しないものです。

自分が良い睡眠がとれているか?質は問題ないか?を判断するのは難しいですが、睡眠が不足した時の、脳に現れる変化を知ると、睡眠が十分かどうかを判断する手掛かりになるかもしれません。
裏出先生のお話では、睡眠が不足すると現れやすい症状として
・判断力の低下→作業ミスが増える
・認知機能の低下→物忘れ、覚えられない
・ストレスがたまる→抑うつ状態
・免疫低下→風邪にかかりやすい、治らない
・食欲増進→甘味、塩味を好む→生活習慣病
・老廃物の蓄積→認知症
といった体の変化として現れやすくなるとのことでした。
これらの症状は、どれも妊活・不妊症治療中では、良くないことはわかります。
妊娠中や育児中に、この様な症状を訴える方は少なからずいますが、妊活中・不妊治療中においては、
日常ストレス+妊活ストレスなので、上記のような症状が現れるようなら、睡眠について考えてみる必要があるかもしれません。
『なぜ眠るのか?それは解らない』
脳医科学のトップランナー、裏出先生はそうおっしゃいますが、言葉にはできなくても、私たちの心や体は、なぜ眠るのかを知っています。
しっかり眠ること、これをもう一度じっくり考えていきましょう。
次回以降では、眠り方について取り上げていきます

漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
卵巣年齢が高い方、治療のステップアップを考えている方
不妊治療に行き詰っている、少しでも早く結果を出したい方
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メール又は電話0545-63-3150までご連絡ください。
お二人にもかけがえのない幸せが訪れますように
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
先日、大阪出張で、睡眠研究の世界的権威、筑波大学の裏出良博先生のお話を聞いてきました。
睡眠研究の権威ですから、なんとなく気難しい先生かと思いきや、優しい口調の穏やかな方でした。
あまりに穏やかな口調で、


冗談はさておき、講義の冒頭、睡眠研究の世界的権威のお口から
『なぜ眠るのか?それは解らない』

起きている時には、脳は様々な活動をしているのは、経験上何となくわかりますが、睡眠中の脳はどのような働きをしているのでしょう?
裏出先生によると
睡眠中は
1、脳・感覚機能の回復
2、成長ホルモンの分泌
3、脳内の老廃物を排泄
4、ストレスの緩和
5、免疫系の調節
6、記憶の定着、消去
を主に行っているとのことでした。
なるほど、、、と言われても、少し難しいですね、、、。

普段は、睡眠中にこのような働きを脳がしているということは、意識しないものです。

自分が良い睡眠がとれているか?質は問題ないか?を判断するのは難しいですが、睡眠が不足した時の、脳に現れる変化を知ると、睡眠が十分かどうかを判断する手掛かりになるかもしれません。
裏出先生のお話では、睡眠が不足すると現れやすい症状として
・判断力の低下→作業ミスが増える
・認知機能の低下→物忘れ、覚えられない
・ストレスがたまる→抑うつ状態
・免疫低下→風邪にかかりやすい、治らない
・食欲増進→甘味、塩味を好む→生活習慣病
・老廃物の蓄積→認知症
といった体の変化として現れやすくなるとのことでした。

これらの症状は、どれも妊活・不妊症治療中では、良くないことはわかります。
妊娠中や育児中に、この様な症状を訴える方は少なからずいますが、妊活中・不妊治療中においては、
日常ストレス+妊活ストレスなので、上記のような症状が現れるようなら、睡眠について考えてみる必要があるかもしれません。
『なぜ眠るのか?それは解らない』
脳医科学のトップランナー、裏出先生はそうおっしゃいますが、言葉にはできなくても、私たちの心や体は、なぜ眠るのかを知っています。
しっかり眠ること、これをもう一度じっくり考えていきましょう。
次回以降では、眠り方について取り上げていきます


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2016年07月29日
妊活中の男女におすすめ快眠法
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
しっかりした睡眠時間を確保することは、妊活中・不妊治療中の男女にとって大切なことは、今までもお伝えしてきました。
今回は、忙しい妊活世代の男女にとって、快適な漢方生活を送るための、寝つきをよくする方法を説明します。
キーワードは『深部体温』です。
深部体温とは、体の奥の体温のことです。
眠りに落ちていく時には、深部体温が下がり、体の表面温度は上がることが知られており、赤ちゃんが寝付く前に、手足が温かくなりますが、これは体温が、体の表面に浮き上がってきて、深部体温が下がることに由来しています。

寝付く時の自然な仕組みとして、深部体温を下げる流れが出来ていると、寝つきやすくなると言われています。
そのためには、就寝前に深部体温をいったん上げておき、徐々に深部体温が下がって行く時に、眠気をもよおすような環境づくりが大切です。
そこでお勧めなのが、就寝2~3時間前の軽い運動です。夕食後の軽いウォーキングやストレッチなどが良いとされています。
中々運動する時間がないという方は、就寝1~2時間前に、ぬるめのお風呂に入ると深部体温が上がります。
このように、就寝前に深部体温を上げておくことで、その後の体温低下に伴う眠気を上手く利用できる環境づくりが、妊活中・不妊治療中にも大切ですね。


*きょうの健康2009を参考
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今回は、忙しい妊活世代の男女にとって、快適な漢方生活を送るための、寝つきをよくする方法を説明します。
キーワードは『深部体温』です。

深部体温とは、体の奥の体温のことです。
眠りに落ちていく時には、深部体温が下がり、体の表面温度は上がることが知られており、赤ちゃんが寝付く前に、手足が温かくなりますが、これは体温が、体の表面に浮き上がってきて、深部体温が下がることに由来しています。

寝付く時の自然な仕組みとして、深部体温を下げる流れが出来ていると、寝つきやすくなると言われています。
そのためには、就寝前に深部体温をいったん上げておき、徐々に深部体温が下がって行く時に、眠気をもよおすような環境づくりが大切です。
そこでお勧めなのが、就寝2~3時間前の軽い運動です。夕食後の軽いウォーキングやストレッチなどが良いとされています。
中々運動する時間がないという方は、就寝1~2時間前に、ぬるめのお風呂に入ると深部体温が上がります。
このように、就寝前に深部体温を上げておくことで、その後の体温低下に伴う眠気を上手く利用できる環境づくりが、妊活中・不妊治療中にも大切ですね。



*きょうの健康2009を参考
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2016年07月28日
妊活中・不妊治療中は良く寝てほしい理由
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
今日は、妊活中・不妊治療中にしっかり寝てほしい理由を、もう少し詳しく解説します。
私は、漢方相談中には、よく眠る様にと言うことをお伝えしているのですが、時間の都合もあって、その理由まではしっかりとお伝えできていなく、心苦しい思いをすることがあります。
ですから、相談中で言葉足らずの部分は、『ブログを確認してください』という、手抜き?をしようと言うのではないのですが(笑い)、興味があったら読んでみてくださいね、、と言う内容を書き留めておこうというのが趣旨です
下のグラフを見てください

このグラフが示すのは、抗ストレスホルモン「コルチゾール」の、夜間分泌量のグラフです。
緑色のグラフのように、寝る時にコルチゾールが少ない方が、朝にはコルチゾールが沢山分泌され、
紫色のグラフのように、寝る時にコルチゾールが多い方が、朝にはコルチゾールがあまり分泌されない様子を示しています。
当然ながら、緑色のグラフの方の方が、ストレスに強く、日中もコルチゾールに守られて活動的に過ごすことが出来ます。
コルチゾールには、ストレスに対抗するホルモンですので、夜間に低く、朝に高いことが重要です。
それは、コルチゾールには、ストレスに対抗するために目を覚まさせ、睡眠を邪魔する働きがあるからです。
ですが、このグラフが示す大切なことは、実は紫色のグラフのタイプの方は、睡眠不足や抑うつ状態の方、疲労の強い方に見られるグラフだということです。
以前にもお話ししたように、妊活中・不妊治療中には、日常のストレスに、不妊に伴うプレッシャーや焦りと言うストレスがプラスされます。
しっかりと睡眠を確保することに意識を置かないと、簡単に紫のグラフのような状態に流れやすくなります。
妊活中や不妊治療中は、ストレスマネジメントが大切ですので、そのためにしっかりとまとまった睡眠時間をとるようお願いしたいです
忙しい現代において、無理を承知の上でのお願いですが、妊活中や不妊治療中であれば、せめてその期間だけでも睡眠について考えてほしいと思います
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今日は、妊活中・不妊治療中にしっかり寝てほしい理由を、もう少し詳しく解説します。
私は、漢方相談中には、よく眠る様にと言うことをお伝えしているのですが、時間の都合もあって、その理由まではしっかりとお伝えできていなく、心苦しい思いをすることがあります。

ですから、相談中で言葉足らずの部分は、『ブログを確認してください』という、手抜き?をしようと言うのではないのですが(笑い)、興味があったら読んでみてくださいね、、と言う内容を書き留めておこうというのが趣旨です

下のグラフを見てください


このグラフが示すのは、抗ストレスホルモン「コルチゾール」の、夜間分泌量のグラフです。
緑色のグラフのように、寝る時にコルチゾールが少ない方が、朝にはコルチゾールが沢山分泌され、
紫色のグラフのように、寝る時にコルチゾールが多い方が、朝にはコルチゾールがあまり分泌されない様子を示しています。
当然ながら、緑色のグラフの方の方が、ストレスに強く、日中もコルチゾールに守られて活動的に過ごすことが出来ます。
コルチゾールには、ストレスに対抗するホルモンですので、夜間に低く、朝に高いことが重要です。

それは、コルチゾールには、ストレスに対抗するために目を覚まさせ、睡眠を邪魔する働きがあるからです。
ですが、このグラフが示す大切なことは、実は紫色のグラフのタイプの方は、睡眠不足や抑うつ状態の方、疲労の強い方に見られるグラフだということです。
以前にもお話ししたように、妊活中・不妊治療中には、日常のストレスに、不妊に伴うプレッシャーや焦りと言うストレスがプラスされます。
しっかりと睡眠を確保することに意識を置かないと、簡単に紫のグラフのような状態に流れやすくなります。

妊活中や不妊治療中は、ストレスマネジメントが大切ですので、そのためにしっかりとまとまった睡眠時間をとるようお願いしたいです

忙しい現代において、無理を承知の上でのお願いですが、妊活中や不妊治療中であれば、せめてその期間だけでも睡眠について考えてほしいと思います

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2016年07月27日
不妊症ストレスと睡眠の大切さ
いつもご愛読ありがとうございます。
富士市で不妊症の漢方相談20年、影山薬局 漢方薬剤師の影山です。
今日は、不妊症の治療中、または妊活中の方への睡眠とストレスのお話です。
不妊治療中や妊活中は、知らず知らずのうちにストレスをため込みやすいものです
。
特に、妊活を頑張っている方で中々結果の出ない方は、焦りだとかプレッシャーなどからくるストレスがたまります。
それが排卵障害や月経異常につながったりと悪循環に陥るケースに、漢方相談では日常的に遭遇します。
ですが、人間もストレスにただやられるだけでなく、それに対して抵抗する仕組みがあります。
その中心は、ストレス時に副腎から多く分泌されるコルチゾールと言う抗ストレスホルモンの存在です。

私達は、コルチゾールのおかげで、日常的なストレスを跳ね返して、活動できます。
不妊治療中は『日常的なストレス+不妊症ストレス』なので、ストレスレベルは、日常レベルよりも高くあると考えられます。
気持ちは平常を保てていても、ストレスレベルはいつもより高いと考えた方が良いでしょう。
ストレスレベルが高すぎたり、高い状態が長く続くと、コルチゾールがストレスに対処してくれる仕組みが、段々うまく機能しなくなります。
こうなると、最初に出てくる症状が睡眠の異常です。
①寝付けない
②寝た気がしない
③途中で何度も目が覚める
④朝方に目が覚めてしまう
などと言った症状が出てくることが知られています。
不妊症漢方相談においては、男女問わず治療よりも第一に、睡眠をしっかりとるようお伝えしています。
男性も女性も、30代40代となれば、家庭内や職場での立場や責任が大きくなってきたり、やりがいが増してくることもあるでしょう。
ですから、睡眠を削って頑張って、日常は何とか乗り越えていくことが出来るかもしれません。
ですが、妊活中はストレスレベルが高いのですから、睡眠時間をしっかり確保してほしいですね。
妊娠、出産、育児となれば、寝る時間はほとんどなくなるのですから、今のうちに睡眠時間をしっかりとって、コルチゾールが対処できる範囲のストレスレベルに抑えておくことが肝要です
これは、どんな治療よりも優先すべきことです。
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今日は、不妊症の治療中、または妊活中の方への睡眠とストレスのお話です。
不妊治療中や妊活中は、知らず知らずのうちにストレスをため込みやすいものです

特に、妊活を頑張っている方で中々結果の出ない方は、焦りだとかプレッシャーなどからくるストレスがたまります。
それが排卵障害や月経異常につながったりと悪循環に陥るケースに、漢方相談では日常的に遭遇します。
ですが、人間もストレスにただやられるだけでなく、それに対して抵抗する仕組みがあります。

その中心は、ストレス時に副腎から多く分泌されるコルチゾールと言う抗ストレスホルモンの存在です。

私達は、コルチゾールのおかげで、日常的なストレスを跳ね返して、活動できます。
不妊治療中は『日常的なストレス+不妊症ストレス』なので、ストレスレベルは、日常レベルよりも高くあると考えられます。
気持ちは平常を保てていても、ストレスレベルはいつもより高いと考えた方が良いでしょう。
ストレスレベルが高すぎたり、高い状態が長く続くと、コルチゾールがストレスに対処してくれる仕組みが、段々うまく機能しなくなります。

こうなると、最初に出てくる症状が睡眠の異常です。
①寝付けない
②寝た気がしない
③途中で何度も目が覚める
④朝方に目が覚めてしまう
などと言った症状が出てくることが知られています。
不妊症漢方相談においては、男女問わず治療よりも第一に、睡眠をしっかりとるようお伝えしています。
男性も女性も、30代40代となれば、家庭内や職場での立場や責任が大きくなってきたり、やりがいが増してくることもあるでしょう。
ですから、睡眠を削って頑張って、日常は何とか乗り越えていくことが出来るかもしれません。

ですが、妊活中はストレスレベルが高いのですから、睡眠時間をしっかり確保してほしいですね。
妊娠、出産、育児となれば、寝る時間はほとんどなくなるのですから、今のうちに睡眠時間をしっかりとって、コルチゾールが対処できる範囲のストレスレベルに抑えておくことが肝要です

これは、どんな治療よりも優先すべきことです。
漢方薬で体質を整え、妊娠しやすい体作りを目指したい
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